三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

奪い奪われて生きるのさ

2011-11-02 00:48:38 | 食雑記
〈10月21日の食事〉
朝:納豆かけご飯 弁当の残り チンゲン菜の味噌汁
昼:お弁当(玄米ご飯、豚とゴボウの味噌炒め、野菜のチャーシュー和え、ほうれん草のおひたし)
夜:レトルトのグリーンカレー

-----------

何が起きたのか、分からなかった。
事務所の戸棚にアレがない。
どこを探してもないのである。
ひどく焦った。

なにがないのかって、カップヌードルごはんだ。
正式名称は多少異なるかもしれないが、とりあえず日清カップヌードル味のごはんのアレだ。

当初は関西地区限定で発売され、いつの間にか東京でも売られるようになっていたアレ。
同居人が大阪での結婚式に出席した際のお土産としてもらい、事務所で食べるとっておきの夕食にしようと、後生大事にとっておいた代物。
そのうちに、先に告げた通りに東京でも見かけるようになったのは前述の通り。
ああ、こんなことが起きる前にさっさと食べておけばよかったんだ。

いやいや問題はそこじゃない。
なんでないのか、考えるべきはそこだ。

自分に食べた記憶がない以上、他に原因を探らなくてはならぬ。
全く知らない人間が出入りしていて、ピンポイントでごはんヌードルを狙ったのなら気持ち悪い。
むしろここであってほしいと、考えられる一番の原因に聞いてみた。

同じ職場のO氏である。
O氏は自宅が遠かったり、はたまた趣味のサーフィン熱が高じたりで、家に帰らずに埼玉の自宅よりは海に近いと言える事務所で寝泊まりすることが非常に多いのである。

そんな訳だからO氏、事務所で食事を摂る機会が多く、簡単な料理も時折している。
また、酔って覚えのない買い物をコンビニなんかでする事もしばし。
そんな風に、自分で買ったのだと勘違いして食べたのでは。
申し訳ないが、心象は限りなく黒に近いグレーだ。

こうなってくると湧く感情は、何故食べたのかという非難より、食べてしまったとおぼしきO氏のうっかりに対するおもしろみである。
またこの人が天然で、こういう事しちゃいそうなんだ。
だから、非難するつもりはありませんが、聞きます。
ごはんヌードル、食べた記憶はありますか?

「ええ、食べましたよ!(それが何か?というキラキラした表情で)」
はい、真っ黒な答えきました!
で、笑いが込み上げてきました。
やっぱりあなただったか。

笑いころげた私を不思議そうにみるO氏に種を明かすと顔色を変える。
いやいや本当に非難ではなく、原因わ確かめただけなんですよ。
けれどそれを告げたのがたまたまコンビニに行くタイミングということもあって、ごはんヌードルを買い直してくださったのだった。
しかも2つも。
何だかかえって悪いことをした気分である。
が、ありがとうございます!

さて、自分が買ったものが、いつの間にか他の人の手に渡っていた同居人であるが、こやつはこやつで、私がO氏にお土産でいただいた生八ツ橋をあらかた食べてしまったのであった。
君たちは、奪い奪い返されて生きるのか。
そんな珍事が起こる、私の身の回りなのであった。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アシガル)
2011-11-02 10:50:22
カップヌードルごはん。けっこううまいんですよね。一回食べたらなんか満足して、なかなか次を買う気になれないけれど。
返信する
Unknown (くだん)
2011-11-03 12:19:17
>あしがるさん

この3日後くらいに早速食べてみましたー。
(この話はまた書きます)
うん、美味しかったし、一回食べたら何となく満足っての分かる気がします笑
他の味が出たら、試してみるかも。
返信する

コメントを投稿