ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

旅行にいっていましたので

2009-01-29 17:30:37 | 旅日記

 ちょっとばかりハワイ旅行に行っていましたので、1泊2日で、そうです常磐のスパハワイアンです。横浜から無料送迎バスでの楽チン格安旅行で、ホテルと温泉テーマパークだけを楽しもうというもの。でもちょっとだけ湯本駅周辺を探索してきました。

 1月の団体バス旅行にと予定していた下呂温泉が不成立になったので、急遽こちらに乗換え。毎年この季節には平潟からいわき小名浜あたりにはアンコウと温泉ということで旅行していたのだが、今年はこのあとに他の遠方場所の計画があるし、宿でのアンコウも食べ切れなくなってもいるしで、ちょっと隣接地で趣向を変えてみようということで。 

 平日なのにオバチャン達で満席のバスは朝9時20分出発で、常磐道2箇所のSAでトイレタイムをとっただけでニギヤカなお喋り騒音を乗せてひた走り、すんなりと12時半にはホテルに到着。小高い山というか丘の上というかに建ち並ぶ施設群は元炭鉱の地に建つから当然です、でも炭鉱の坑道など今はどうなっているのでしょう。また建物の外観はやや素朴質素に見えるが中はどうなんだろうと。チェックインは午後2時からということで、スパリゾート入場券を貰い荷物は預けて、まずは食事そしてウォーターパークゾーン内のトロピカル・フラショーが1時半からと、ショーが終ればチェックインできるように上手く設定してあります。昼食は宿泊者以外のスパ利用客も利用できる食事処やテークオフの店など、でも期待するようなものは見当たりません。手早く済ましてしばし待てばプールサイドのビーチシアターというステージでショーの始まり、常夏環境のドーム内だからこれが暑い、周りには水着姿のギャルや小さな子供が目立つ、そんな中で着替え出来ない冬着姿の泊り客達は汗だくになるから次回は作戦を考えておかなくては。総勢20人の美人ぞろいのフラガールと2名の男性ファイアーダンサーに4人の楽団演奏者で40分の途切れないステージ、田舎観光ショーだろうと侮ってはいけません、思いのほか鍛え上げられたフラダンスショーはお見事お見事。これもっと大資本の経営なら東北の宝塚になるのではとは誉めすぎですか、宝塚だって元は温泉客のための慰み演芸からだったのですから。でもオジサン達の楽園ではそんなには期待できません、やはり熱狂的女性ファンの獲得が必要でしょうな。

      ビーチシアター

 チェックインすれば部屋にはアロハとムームーが用意され、これを着ていれば入場券代わりでどこにもフリーパス、廊下などでは冬場にはやや寒いが温泉テーマゾーンでは快適で楽チン。これに胸ポケットが付いていればなおいいんだけど。まずはホテル中央館最上階の大浴場に行けば、宿泊者が多いはずなのに空いていること。あとで分かったのだが、ホテル内風呂は宿泊者用に午後2時以降から入れて朝は9時か10時まで、日帰り客も利用するテーマゾーンは午前10時ぐらいからとなっていて水着プールゾーン以外の風呂ゾーンにもいろいろな浴槽があって、勝手知ったる客はまずはこちらから入るのでしょうね。

 午後4時からのマジックショーを見てから江戸情話与一と名付けられた民芸土産物処と蕎麦処併設の大露天風呂にいく。大江戸温泉物語にヒントを得たのかこちらが先か知りませんが、和風古民家風の造りに徹し、露天の広さは宿のものとしては最大級。掛け湯の源泉は硫黄泉らしく臭いがするが加水している大露天では消えている。風呂ゾーンではあれだけいた小さい子供達は見当たらず、プールでずっと遊んでいるのでしょうね。さすがに冬の外気は寒いので入るまでは大慌て、一部に丸太を見せる屋根が架けられた風呂の湯温はじっくり浸かるには調度いい、一郭に蒸し風呂の建物と影絵を演じる建物があって江戸ムードにこだわる。このあと暫し部屋で休めば夕刻5時半から7時までのバイキング夕食タイム、早い時間で終りだなぁと思っていたらこのあとの組もいて二交代制だったのですね、大入り満員じゃありませんか。我々はバイキングだからといってそんなには食べられませんでしたけど、お隣の僕より少しばかり年寄りだと思うんだけれどガンガン飲んで食べまくっていましたよ。

 かくして夜8時10分からはメインのグランドポリネシアンショーが50分、やはり夜の照明の中の踊りは昼よりも迫力があります。観客も後の方までいっぱいとなっています、中でもソロで踊る女性はお腹の筋肉の縦割れかたがやはり一番のご立派さ、これで横にも段ができたらボディビルダー顔負けだ。やはりここのフラダンサーの皆さんは毎日何回も踊っているからものが違いますねぇ。普段の旅行ではの最初の日など夜9時自前に寝てしまうのですが全部のイベントを見ようとこの日ばかりはすぐそのあと露天の与一に行って9時半からの日本舞踊の影絵(これもフラダンサーが交代で踊るのだと思います)まで見て湯に浸かり過ぎ、さすがにこれだけ入っていれば外でも寒くないね。

 翌朝は朝日が昇る前に最上階の風呂に入り一休みのあと、ロビーに降りて朝市を見ると長テーブル1台に並べるだけで、生ものは全く無くていわゆるお土産海産物中心、ここでは新鮮物は置いていないから皆さんら・ら・ミュウに行くのかな。7時からの朝食バイキングでは和食中心にお粥と御飯を一杯づつ、小さいながらヤナギガレイの干物が美味しかった。こういうところでビックリするのは変な食べ方をする輩、梅干を小鉢いっぱい取っていく若い女性や、紅茶に砂糖を3杯入れさらにコーヒーやティー用ミルクパックを10個以上入れて飲むという太ったおかあちゃんなど、面白いヤツがいるもんですなぁ。

 チェックアウト後にまたも荷物を預け、10時から開くまだ入っていなかったスプリングタウンゾーンにあるスプリングパークなる温泉施設に行ってみると、ここには内外の大浴場に加えてサウナ、ジャグジー、寝湯、打たせ湯などがあり、さらに加水無しの源泉掛け流しという古代檜風呂は黄金色にかなりの濃さがあって本物の湯らしくてちょっと肌を刺激する。地元の日帰り常連客も多くて、これには第一日目からしっかりこちらにも来なくちゃぁということが分かりましたよ。それでは宿の湯本駅までの無料送迎バスを利用して昼飯と魚類のお土産探しに一旦は外に出て、戻ってから最後にまたこの湯に入りなおそうと決める。ら・ら・ミュウやアクアマリンふくしまなどのオプションツアーなども申込めばあるのだけれど、そちらはもう何回か行っているしね

 ブロンズ像が迎える湯本駅前までは10分ほどで到着、駅に隣接の観光番所でスーパーか魚屋がないか訊くと、スーパーは無いが魚屋なら数軒がと、駅近くはカツオ一本釣りものなど高い店、少し離れればもっと安い店もあると教えてもらう。ブラブラ歩いていけば駅周辺には食物屋がいくつかあるからあとで何処かに入ろうと、教えて貰った道順を歩くと駅近くの店ではまだ品物が並んでいない、次にあった仕出屋も煮魚などは午後1時ぐらいから出来てくるとか、安いという店では仕入れてきたばかりのスチロール入りの鮮魚もあったが、店先で干物を干していてこれが旨そう。老夫婦二人でやっているこの店だけには先客が二人もいる。いわきの魚となっている深海魚で目が緑に光る目光の干物が一串で600円、僕には珍しいタラの半生干物が300円、大型ヤナギカレイが400円、背開のアジ150円を3枚、これで我家では4日分の夕食に分けて食べることになるでしょう。あとは駅に戻りながら湯本名物となった共同温泉浴場さはこの湯を見てから、温泉旅館の安い料金表などに感心しつつ鶴のあし湯を通って駅手前の源太ずしという店に入る。12時かなり前というのにもう何組かの地元客らしきで1Fで空いているのはカウンター席のみ、ランチメニューを見ると写真付で一番人気冬のかまくら膳が1050円とあるので二人ともこれを注文。かなり早くに女房には出てきたのだが、次の僕のものがなかなか出てこない、どうやら我々の前の客に出すべきを手順を間違えたようです。帰りの無料バスの時間が迫ってきてちょっとイライラ顔に店員も恐縮そう、でやっと出て来たのが20分前、急いで15分で食べきった内容は、にぎり5カン、暖かい蕎麦、刺身、揚物、茶碗蒸し、煮物2小鉢、デザートとこれはお徳、女房に先に出てきてよかったね。

    冬のかまくら膳

 12時35分のバスにはゆうゆうと乗ってスパに戻る、こんなことをしたのは我々二人だけらしい。最後にもう一度スプリングパークで温泉を堪能、ほてった身体をゆっくり涼ましてからプールゾーンを抜けると、昼のハワイアンショーがフィナーレで昨日夜のソロダンサーがこの日の昼のソロを務めている、ソロは二人が昼夜1日毎に交代でやっているのでしょうね。

 帰りは午後3時出発で横浜にはこの日も順調で6時少し前に到着、我家に帰っての晩飯には早速にヤナギカレイとアジ1枚ずつを二人で分け合って一杯ということになり、やはり魚屋自家製干物は旨いね。

アジ・タラ・目光・ヤナギカレイ


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