ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

信州の山荘小屋、建替えの記 N  仕上げ最終

2010-08-25 14:28:22 | 信州日記
 定年退職後の最初の軽井沢現地打合せはゴールデンウィーク明けの5月9日の月曜日、朝7時過ぎに横浜を発ちまたもサイボクに立寄れば定休日にアジャパー、このギャグで歳が分かってしまうよね。
 仕方なく、でも時間があるからさればと松井田で降りて、農産物直売所に寄道して天然ウドやタラの芽や新鮮そうなアスパラなどを買込み、旧碓井バイパス経由で旧軽に到着。いつものフランスベーカリーで女将さんと、今日は素晴らしい天気で、新築は進みましたかなどと聞かれてひと時話込み、今日は車中が暑いのでどこか公園で食べると言えば、ワンちゃんもパンをたべるかしらと小さなプレーンパンを2匹にもらって店を出る。サイボクで買えなかったので、近くのデリカテッセンにも廻ってソーセージやベーコンを買う。ここのベーコンの香りと味は抜群なのです、またこの時期にはありませんがシーズンの夏場には量がはけるので半端肉で作った生ハンバーグや香辛料が利いたポテトサラダがあってこれがまた旨い。
                  デリカテッセンは路地に入った場所に
 中軽井沢近くのバイパス沿いスーパーツルヤにも立寄り、いつものここオリジナルの日本酒では井筒長と大雪渓を買い、立科ヨーグルトなどにさらにお昼用にとコロッケなども購入して、すぐ近くの公園に行く。
 ゴールデンウィーク過ぎの月曜の公園は誰もいないので広々した芝生にワンちゃんを遊ばせ、お手軽に昼を済ます。空いているというのはいいもんですねぇ、犬たちも思い切り走って満足でしょう、でも犬より女房の方がはしゃいでいましたよ。
 12時半に現地に着けば今日は社長と奥さんが来ていて、連休中は工事を止められハカがいっていませんがと。確かに先月28日からはデッキへの階段が出来ているだけで、大工さんは会社の方で造付家具などを加工していたとか。昼休みのひと時、社長が一本だけあったタラの芽を見つけ、さらに奥の小さな流れの中にイワナの稚魚がウヨウヨいるのも見つけ出し、職人さん達とアッあそこにも、稚魚がいるなら親もなどと少しばかりのどかにはしゃぐ。
 今日は外部の左官工事が最終段階となり、木製建具の寸法取りが入っている。まずは建具のデザインとステンドグラスや七宝などを嵌め込む部屋を決める。1階の廊下は戸を閉め切ると暗いのでトイレ側には擦りガラスを嵌め込み、洗面側には小さなステンドグラスを入れることにする。その後懸案の居間の天井に取付ける大八車のための梁や車の向きなどを相談、もう一つ台所の照明とその取付け方法など話し合う。今回持参の糸車を使った自作の照明を見ながら、これと同じようなものとか、ザルやタライを使うアイデアなど社長と親方と僕が話しているその間、キッチン前のカウンターの小上がりに坐った奥さんがこの感じとても良いわ、この工夫はどちらのアイデアの質問にそれは僕さと答えれば、女房はすかさずまるで居酒屋でしょのチャチャを入れてくる。
            糸車に和紙を回した照明
 そこに奥さんが、今仕事にかかっている骨董好きのお施主さんが浴衣などの柄染めの型紙を障子などに張りたいと言ってらしたけど、ここの照明にどうかしらの一言に、それで行きましょうと思わず一声大きくあげた僕。そういえば我が家に3枚ばかり以前に買ってあり、その中からいいやつを選んで使いましょう、次回持ってきますよということで決着。
 次回は来週の水曜日、大工仕事も一段落した姿を確認し、大八車は仮吊りした状態で位置や高さを決めましょうということにする。また新築となれば登記が必要になるからと、司法書士を次回紹介してもらうことも約束。いよいよの段階にきましたねぇ、これだけ工夫した建物は是非なにかに発表して、工務店の宣伝にも一役買ってやりたいですね。
 横浜に帰ってすぐに型紙を探し、照明を入れて映えるのはどれかと調べましたがやはり全部持っていって決めましょうと(でもこれは照明用の化粧梁古材を取り付けたら合わないのと、明るさが足りないだろうということで中止に)。それとこの前、横浜の東急ハンズでメキシコタイルの輸入販売会社の期間限定スポット展示コーナーで、彩り豊かな見本の側に置いてあった商品見本カタログに、あのロートアイアンと同じような製品が掲載されているのを女房が目ざとく見つけ、お値段がこの前の1/3ほどなので住所をメモしておいたのだが、新宿にあるその店の展示フロアも訪ねてみようと出掛けた。トイレや洗面のタオル掛けにはフックだけ鉄にしようかと思っていたのだが、この値段なら買ってもいいと手頃なデザインのもの2つ選べばちょうど在庫があるというので購入でき、さらに収納の開戸の取っ手にと玉型タイルの藍が鮮やかなものも選んで買ってしまった。ここにはデザインはこちらで製作は中国という、僕が昔松本のヨーロッパ雑貨の店で気に入って買ってあって今回の軽井沢に持込んだレトロな照明、凹凸をつけた透明ガラスの溝に鉄線を配した同じような形のものや、さらに様々な意匠に凝った照明が新品ながら展示してあった。一部は骨董市でも見かけるデザインのものもあって、これらも照明が足りなくなったら活用できそうで、小さい建材商社ながら使えそうな店ですね。
           
           タオル掛け二つ
                       開戸の取っ手に

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