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ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

第一日目は琵琶湖周辺をウロチョロ  11月25日(火)

2008-12-10 12:32:53 | 旅日記

 早起きしてパンとバナナで腹をなだめて早朝5時前の出発、浜名湖SAで美しい景色を眺めての休憩ともう一箇所養老SAに停車して最新のJH高速ロードマップを二つもらい、名古屋周辺の道路状況と琵琶湖周辺の位置関係を確認して一気に走り、米原ICで降りてガソリン給油、ここまでで430kmの距離、続いてすぐに長浜中心部は駅前のスーパーHEIWADOの駐車場に車を入れたのが10時半とまぁ模範運転でしたかね。ここいら辺のスーパーは平日には500円以上のお買上げで駐車料金が2時間無料というのが嬉しい限り。早朝までの雨があがり道中晴れ渡っていたものが到着したら木漏れ日と小雨が混じる変な天気に折り畳み傘持参で、歩いてすぐの観光集積スポット黒壁スクエアに行けば平日なので観光客はマバラ、と思いきや火曜日が休みの店が多いのですね、これは誤算でした。

    黒壁スクエア

東京の麻布十番にも店を出す大型骨董店の西川、老舗料理店の茂美志"屋や鳥喜多、鮎のきむらなど揃ってのお休み、仕方なくこの門前町発祥の大通寺を経由して反時計回りに開いている店巡りのそぞろ歩き。長浜曳山博物館や大通寺、古い街並や長浜ガラスの店などもう三回目なのでサラッと見物して回る。数年前に比べて増えていたのが古布リメイク服を置く店、そのあおりか長浜屋という専門店の方が閉店セールをやっていた。一回りしてから開いていた古民家を店舗にした翼果楼の和室に上がって長浜名物という鯖そうめんと鯖ずしを食べてみると、そうめんは汁を麺に完全に吸わせた汁無麺という感じの濃厚な味に関西風出汁を予想していたら見事に裏切られます、でも鯖は骨まで柔らかく煮込まれてこれはこれで美味しい。      

    鯖そうめん(この写真はその後にコチラでもっと大きく焼鯖鮨とともに)

鯖ずしのほうも一般的な京都風〆鯖ではなくて焼鯖となっていて酸味が無い全く別味なもので僕はこちらの方が好き、同じ関西でしかも近い土地柄なのに違うものですねぇ。スーパーに戻って東京地区では売っていない八丁味噌を使ったお料理いろいろ味噌というパックものなどを買って2時間弱で彦根に向う。

 湖東の景色は平地にちょっとした小山がいくつかあってちょうど紅葉時期、西側には時折琵琶湖の湖面が光るというのも綺麗な景色でした、この時期また来てもいいななどと女房と話していたら間もなく彦根に到着。国宝の彦根城の堀の外、昔は骨董市が開かれていた場所に市営駐車場が整備されていて2時間迄200円となっている。はて毎月第3土日に開かれていたはずの市はどうなったのだろうかと思いつつ駐車する。数年前はまだ整備中だった一直線の夢京橋キャッスルロードは和風建物店舗が並ぶ街並が完成、さらに大正ロマンの街と四番町スクエアなるものも出来ているではないか。

   キャッスルロード

キャッスルロード整備だけでは不公平とこちらも市に陳情して再開発させたのでしょうかね。ここも火曜定休の店がかなりあって足早にキャッスルロード往復しながら新たにできたスクエアはゆっくり一回り、こちらには骨董を扱う店が2軒できていて安いガラクタ物の中から2点だけ家に無い印判柄小皿とちょっと綺麗な九谷風小盃の計400円也を購入、我ながら慎ましい限りではありました。この周辺には和菓子の糸重や都内デパートにも出店しているたねやのケーキやパンも扱う大型店舗があって女房はそれらがお気に入り、糸重はここだけのようなので我家に日時指定で送るか聞いたら、でも今回は電話注文もできるからと感心なご返事、エライエライ。彦根城はもう2回も登っているし、庭園内の宿にも泊まったしでそちらはパス、でも玄宮園の紅葉は11月15日から30日までライトアップ中とかでこの時期にはこちらに泊まる手もあるかもね。

次はまだ宿に入るには早いとその先まで走って近江八幡の日牟禮神社の無料駐車場に駐車させて、周辺のレトロな堀川沿いを散策することに。ちょうど何かの映画ロケがあったらしく米俵を積んだ舟が見え、撮影が済んだばかりのチョンマゲ町人姿の面々や母娘などの役者が引揚げてくるところに遭遇、確かにこの風情は時代劇にピッタシ。悲劇の豊臣秀次が整備させたという堀川運河で物資の往来と積上げが盛んだった往時を偲ばせるものの、今は水郷巡り観光にだけ活かされているようです。  

  往時の水運遺構

これらの施設をおおいに活用したであろう近江商人の屋敷群もこの近くにありますが、今回はもう見ているからとパス。昔からのもう一つのここの産業は瓦とかで、博物館や瓦オブジェを飾る店があるのですが、肝心の瓦を工夫した工芸品などを販売する店が見当たりません、前回着たときも見かけなかったから無いのかな、これは残念ですから市観光課でも今後検討してください。ランプシェードなどに活用できませんか。

  瓦オブジェ

長浜、彦根、近江八幡とそれぞれが特徴あっていい町ではありますね。大津や比叡山、それに湖北や信楽と巡ってはいますが、湖北の観音像群や白州正子の言う隠れ里などまだ訪ねていない奥深きところは今後の楽しみにこれから勉強しておきましょう。

本日の宿である休暇村は国営であるため安いだけではなく、一般民間では建てられない国有の絶景地にあるものが多くて、ここ近江八幡もあたりには何もない美しい湖畔に建つ。東館と西館の2棟があって、今回は安いバイキングプランということで古い方の西館に泊まる。こちらの温泉は内風呂だけでいたって普通、フロントで入浴券をもらってより高台にある東館に行けば、湖を望む露天風呂付の温泉にも午後9時迄なら入れるそうだ。西館泊まりの場合は早めにチェックインして、酒を飲む前に車で東館に行って風呂に入ることをお薦めします。泉質は弱アルカリ性単純泉、PH8.3、湯温31℃、成分総計200mlとやっと温泉と言えるものではありますが、この時期は平日でも我々と同じねらいの紅葉目当ての観光客が多いのでしょう、かなりの泊り客がいましたねぇ。夕食のバイキングはそんなに高級な食材は使っていませんが郷土料理に加えて和洋の品数はかなりのもの、元来が意地汚い我々、少量づつでもデザートの果物類以外はほとんどのものを皿に乗せてしまい、最後の松茸御飯は茶碗に軽くでハイもう降参、満腹満腹の有様。でもバイキングというのは食べ残したメニューがあると自分の腹が恨めしくも残念な気分になりませんか。酒は折りよくというか折悪しくというか近江の地酒まつりとかをやっていて枡に入れたガラス盃に並々注いだコップ酒、吟醸酒などは飲まない我々は純米酒の2銘柄をチョイス、中でも長寿金亀という酒は旨いです、売店で4号瓶の残り1本となっているのを買ってしまいましたが、売上どおりこの銘柄がやはり一番人気なのではと推察します。 

  バイキングの一部です

 


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