我家の奥の庭は建物に取り囲まれ日当たりがやや悪いから春が遅くて、その代わりというか夏場の暑さは和らげられるらしく意外と地植えした山野草が毎年花をつけてくれるのです。今日は寒いけれど先週ぐらいからはかなり春めいてきて、今年最初の草花が咲きだした。 2月末になっていくつかの山野草が芽吹いてきて、早春の花ではやっと開いてきたものがあって、やっと春だなぁと感じるとともに、草花が毎年この季節を裏切らずに咲いてくれることに嬉しい気分になる。
まず最初に花を咲かせたのは福寿草(冒頭写真)で、これは庭に二株あってもう一方はまだ蕾の段階である。この辺りの他の咲き具合からみると10日以上は遅いと思う。
こちらは蕾の株のほう
それで周囲を探してみたら節分草が一輪だけあるのも見つけた。これは昨年は葉っぱだけは見つけたが花はなかったから、今年初めて花をつけたことになる。名前のように節分頃に咲く花だろうから、それだと半月以上は遅れていることになるが。この花の西洋種で黄色い花の株を世田谷ボロ市で売っていて、聞いたら西洋種は多少暑い地域でも育つが、日本の品種は都内では無理だろうと言っていたのに、これはよくぞ咲いてくれたね。
セツブンソウ
さらにその横の灯篭に反対側にはカンアオイの花がこれも一つだけ、これは地味で目立たないから見逃すところであった。時期的にはこれだけは早いのかな、これだけがやや日当たりの良い場所にあるから。
カンアオイ
ほかにはビックリする程大きく成長する八角蓮が芽吹いてかなり葉を広げ始めたが、このゴロテスクな花はまだまだ先になる。
ハッカクレン
番外では昨年秋に刈り込んだクリスマスローズが芽を出し、花も付け始めたが、これも遅いよなぁ、周囲にホトトギスがあってそちらは芽吹き始めたばかりだから、それらに囲まれていても今はよく目立っている。夏場にはこれらに八角蓮も混じって葉が競合して、この辺りに繁り合って密集状態になるから植物達って結構強いものだ。
クリスマスローズはまだ蕾
庭の一本の木にはステンレス金網籠を取り付けてあって、この時期になると買い置きしたミカンで傷むものが出てくるから、鳥のエサにと置いてやればヒヨとメジロがすぐさま何処かからやってきた。ヒヨが居ない時を狙って啄ばみにきたメジロを窓越しからパチリと、改めてジックリその姿を見ればメジロってきれいな鳥で、名前通りに芽の周りが白くて愛らしい鳥だねぇ。
メジロはつがいで来る
室内には昨年と一昨年に買ったポインセチアがまだ生きていて、日照調整などしないからこれらもクリスマスの時期をとうに越して、今になって葉が赤くなってきた。
ポインセチア