小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

鬼門向き恵方巻き喰ふ我阿呆

2020年02月03日 | 日記

2,3年にわたるリハビリが功を奏したか、肩の痛みもほとんど消えた。ならばと、今年からジム通いを再開。もちろん身体を絞るとか、鍛えるなんてできない。無理しないで、動かすこと。負担にならないように、負荷をかける? 笑っちゃうレベルの運動だ。

行きすがら神社で節分祭を遠目で見た。この2,3年はとんとご無沙汰だったが、例年の三分の一ほどの人出だった。それでも甲高い、子供たちの声を聴くと癒され、元気がもらえる。新型ウィルスの恐怖もなんのその、子供たちの免疫力の強さに脱帽だ。

節分の翌日、明日は一年のはじまり、立春である。それにしても、3月終わりの陽気とは、春を迎える歓びは少ない。神社の空き地をみたら、水仙の白や黄色の花が眩しいほどだった。

夕飯で縁起物ということで恵方巻きを食べた。関西方面からきた慣習らしいが、その方角がどういう仕組みで決まるのか釈然としない。今年は我流、鬼門に向かって食べてみた。縁起のいい太巻きを頬張り、邪気を払う。無病息災の運気が体に入って来るか? 素人の浅はかな理屈で押し通すのは、愚の骨頂とはいえる。生来の天邪鬼だから仕方ない。こういう自分への突っ込みを、なんと称したものか・・。

▲ピンが合わない、技がない、しょうがない。

 

▲騒がしい声は子供たちだったが、大人たちの人数も多かったか・・。

 

最近の作句

鬼門向き恵方巻き喰ふ我阿呆
春はジム老爺ら詰める見栄が巻く
見つけたり都市の虚空に春霞
窓超えて幼児らの聲春近し
春陽ざし水面の下は赤めだか

柔らかい冬の光は梅の芽に
冬されど鷹が集ひて羽根休め(※)
冬の雨勢ひやまず夜中起き
後ろ髪残りし声は仔猫かな

 

(※)民家の前に10羽ほどの猛禽類が日向ぼこ。近くに鳥カフェの店があるから、その関係か・・。


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