小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

バレンタインの日、あれこれと。

2019年02月16日 | まち歩き

昨日のバレンタインの日、明け方近くまで本を読んでいた。昼前頃に階下に降り、リビングのテーブルにチョコの箱らしきものが置いてあった。お礼を言ったのだが、遅く起きたのでやや不機嫌だ。
一度起きてまた寝てしまったからと、言い訳をする始末。こんな日があっても、どうなるものでもない。なんくるないさー、って言ってみたい。

午後は先日の検査報告を聞きに病院に行ったり、リハビリもうけたが時間をくった。その後で、最近できた古本屋に行き、店主と四方山話をしていたたらいつの間にか日が暮れていた。

ちょっと出版事情の話に興がのったついでに、散歩がてら地元の本屋「往来堂」に行く。
昨年買った、みすず書房の月刊誌「みすず」の1・2月合併号「読書アンケート特集(2018年版)」を見つけた。巻頭の小沢信夫の『初暦』というエッセイを読みながら蕎麦を食い、たぶん纏められて本になるものを読もうと決めた。

 

その後、何度か寄らせてもらっただけなのに、馴染みのように優しくしてくれる和風バーに行く。酒のあてが、チーズとトマト、オリーブの実が定番で、あと何かその日ママが見繕った一品。ママといっても、年齢不詳の若い女性、小生からみれば30代前半。細身であるが、声のトーンが低くて安心感たっぷり。常連の客筋も想像できようというもの。それはともかく、つまみがチョコレート味濃厚なパウンドケーキの骰子カット。気づいていたが黙っていたら、バレンタインなるもので隣客との話も弾む。

そのお客さんの、彼が呑んでいたスコッチが至極旨そう。節操もなく、小生も所望したら、クセが強すぎるからと言われつつも、意外や意外じつに美味。アイラ島の独自のシングルモルトで、やや漢方風の独特な味わい、香りが口から鼻孔にぬける。久しぶりに出色のウィスキーを呑んだ気がした。

▲目の前にあった猫の置物が妙に馴染んできて、趣味に合わぬが写メ(?)なぞをしてしまった。

 

 


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