小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

暑さにも負けず「ゆるゆる」と生きる

2018年07月21日 | 日記

 

「イノチにかかわる」連日の高温で、高齢者が相次いで亡くなっているという。もったいながってエアコンを使わないと、熱中症になるから危険です、とテレビは警告する。

今朝の新聞には「カジノ法成立」の大きな見出し。去年、基本法案が可決しているし、今さらながら驚かない。安倍政権が安泰で、自分たちのやりたいことを通すのは、国民の支持があるからだ。

国民といっても災害や炎暑で亡くなりやすい高齢者ではない。2、30代の未来を担う若者たちが、安倍政権を支えている。もちろん全員がそうだと言わないが、相対的な数値データを分析すると、若者層の支持があることが分る。投票には行かないことも、そうした結果に寄与しているのだが・・。

ところで、新聞には日本人の平均寿命が男女ともに過去最高とあった。女性87.26歳で世界2位、男性81.09歳で世界3位だそうな。世界1位はともに香港だとある。土地も物価も高いし、なにがそんなに長生きをさせるのか知らん。

ものの本に長生きするのはどういう人なのか、沢庵和尚(※)のことばを書きとめたことがあった。

「人のことは構わず、我さへよからばと思ひ、気のゆるゆるとした人、かならず命長し」

他者はさておき自分さえ良ければいい、そんな生き方が長生きの秘訣とおっしゃられる。というよりも、「気のゆるゆるとした」ところが肝心要であろうか。

安倍政権がどうした、カジノ法案がなんだ、なぞと憂慮するよりも、「ゆるゆる」と移りゆく世をながめるのが、身体に良いことなのでしょう。

未来のことは、未来に生きる人に任せるしかない。いまさら年寄りの冷や水なんて、誰もがほしがらない。来週は連日35度以上の猛暑日になるらしい。脳みその芯まで「ゆるゆる」しそうである。


▲近所のかき氷屋には連日若い人が並んでいる。開店当時は700円ぐらいだったが、今は倍になったらしい。


(※)タクアン漬けで有名な、秀吉から江戸時代に生きた沢庵和尚である。

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