小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

科学博物館屋上にて

2018年06月06日 | 日記

 

科学博物館はなんども訪れている。3か月ごとに企画展が一新されるし、常設のものも飽きることはない。

企画展は「南方熊楠展」から「沖縄の旧石器時代が熱い!」に変わっていた。ユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』がベストセラーになったせいか、人類史に関する書籍や関連する文化イベントをよく目にする。そうした知のムーブメントをしっかりと科学博物館は取り入れる。

特別展「人体━神秘への挑戦━」ではNHKの特番と連動しているせいか、集客力は目をみはるものがある。自分としては、すこし熱がさめてから行きたい。

「沖縄の旧石器時代が熱い!」の企画もそれらの一連の動きに呼応したもの。偶然というべきか、石垣島で日本最古の全身骨が2,3年前だったかに発掘され、沖縄の旧石器時代の遺跡発掘・研究がホットである。洞穴の遺跡から4人の頭蓋骨を復元したものを見た。端正な顔立ちであった。

 

▲石器をみるとなんか血がわきたつ。その形状の美しさは現代の刃物よりも妖しく、人類史のエビデンスとしての価値を感じさせる。

 

さて、地球館にまわり、上の階から下へと廻覧しようと思いエレベーターに乗った。屋上に行けることをはじめた知った。ハーブガーデンがあることにも興味がわいたが、どんな景色が見られるのか楽しみだ。

 ▲全部を板貼りにしたのは、どんなわけがあるのか。なかなか気持ちの良い空間である。壁の向こうは上野・浅草方面。スカイツリー、グッド。

 ▲日本館のドームの向うに、国立博物館、法隆寺宝物館、芸大音楽部などを眺む。

 ▲ハーブガーデン 冬は寂しくなるのかな。

 ▲生のハーブをみると、肉料理を思いえがく。パスタソースにもいい。

 

 


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