小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

映画『離愁』の儚き記憶

2021年03月17日 | 芸術(映画・写真等含)
敬愛する竹下節子さんのブログにジャン・ギャバンとシモーヌ・シニョレが共演した映画『猫』(1971年のフランス映画)を観た感想が書かれていた。監督はピエール・グラニエ・ドゥフェールである。この名前が、かつて観た『離愁』を想いだした。作品として強烈な既視体験はあるが、恥ずかしながら映像シーンのほとんどを覚えていない。実のところ、女優のロミー・シュナイダーの凛とした表情しか思い出さない。 その前になぜ . . . 本文を読む