小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

どこに、流されゆく日本

2019年01月18日 | エッセイ・コラム
日本人が歴史を川の流れに喩えるのに対して、西洋人は歴史を構築物のようなものと見ているようである。 (古代ギリシャ歴史の泰斗、藤縄謙三の『ギリシャ文化と日本文化』より)   「歴史」というと、たいそうなものになる。だが、私たち日本人は確かに、現在のありようを川の流れとして見る心性、情緒性をもっていると思う。 美空ひばりが歌った『川の流れのように』もそうだが、自分の来し方を目の前を流 . . . 本文を読む