小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

2018年01月01日 | エッセイ・コラム
あけまして、おめでとうございます。  去年の11月、吉村昭の文学記念館に行った。そのつながりから尾崎放哉の句集を読んでみようと、積ん読棚から文庫本を引き抜いた。今も時々、思いだして拾い読みしている。 放哉(ほうさい)は、一高・東大法卒の超エリート銀行員だったが、30代の後半、酒で失敗し借金も作り転落した。その後、妻にも見放され、種田山頭火と同じ自由律俳句を詠みながら放浪し、終焉の地小豆島にて肺 . . . 本文を読む