小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

我を忘れて、狂え

2018年01月20日 | 日記
  なにせうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂え     閑吟集   大岡信の「折々の歌」に紹介されていた。室町時代の歌謡。この時代に流れていた無常観を突き放すかのような言葉だ 「なんだなんだ、まじめくさって。人生なんぞ夢まぼろしよ。狂え狂えと。『狂う』は、とりつかれたように我を忘れて何かに没頭すること。無常観が反転して、虚無的な享楽主義となる。そのふしぎなエネルギーの発散」なぞと、大岡らし . . . 本文を読む