こんばんは。
秋田県横手市十文字町の地産地消デリカテッセン「紅玉」の「何にも専務」です。
矢本で待ち合わせしたのは、石巻や東松島で中小企業を営む仲間。

▲石巻の駅前
彼らと会って話したのは、現在の被災地の状況と、中小企業を取り巻く環境の変化。
そこで語られたのは、「復興」の中で様々な仕事が溢れている中、地元の中小企業が仕事を出来なくなっている矛盾でした。
社員が同業他社に高給を提示されて引き抜かれた話、「復興支援」だからと元請けに暗に値下げを求められた話、今まで中小企業が担っていた仕事に大手企業が乗り出している姿が語られました。
悔しさをにじませつつ、しかし何とかして会社を存続させようとする仲間の姿を見て、一緒に方策を一生懸命に考えてあげる事しか私には出来ませんでした。
夜になってからは皆で酒を酌み交わしつつ、さっきまでの深刻な話とはうって変わって馬鹿話に花を咲かせ、お互いの親交を更に深めたのでした。
石巻の夜の街を千鳥足で横歩きしつつ気付いたのは、二階や三階で営業しているお店の多い事。
何でも一階のお店は津波より被害を受け、二階以上の高さのところで営業しているお店が残っているとの事でした。

▲今も潮によって冠水する地区が

▲アーケード街の案内板には津波の痕が
流されて土台だけが残った空地の目立つ中心市街地。
亀裂と陥没の目立つ道路。
一方で歓声の響く夜の街。
何とも言えない気持ちを抱えつつ宿で眠りについたのでした。
翌日は朝早い列車で十文字に向かいました。
寒さは厳しかったのですが、でも晴れ渡った青空が清々しい朝でした。

▲霜が降りていましたが清々しい青空

▲途中の錦秋湖周辺は未だに雪!
被災地石巻のこれからを今後も見守りたいです。
追伸:
秋田に帰って来たらあの吹雪。
それでもいらして下さった沢山のお客様に感謝申し上げます。
そしてお惣菜が早々に売切れてしまって申し訳ございませんでした。
デリカテッセン&カフェテリア 紅玉
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