友達のHPから 借りてきました。
いい話です。
■天職
昨年、仕事の相談をたくさん持ち込まれました。
ある30代の女性は次のように言いました。
「今の仕事は上司がすごく態度が大きくて、私のことをきちんと認めて扱ってくれないんです。」
ある20代の男性は次のように言いました。
「サラリーマンばかり続けても一生貧乏なままだから、
転職して独立を考えているんです。」
また、ある50代の男性は次のように言いました。
「今の仕事じゃ身体がきつくて老後はどうしようか不安なんですよ。その点、公務員はいいですよね。」
この話を聞いて、私は三人に同じことを言いました。
「あなたは現在の仕事の待遇や環境が良くないから、そのように不満や不安を述べているといいますが、事実は、まったく逆さまのようです。本当は、現在の仕事やその環境について、自分が先に不満や文句を言っているから、仕事もつまらなくなり、先々のことが不安になっている、というのが現在の状況を生み出している事態の真相のようです。」
そして、次のような話も付け加えました。
「ある一人の男性がいて、田舎からひとり上京したそうです。彼は、田舎の界隈の高校では一番偏差値の低い学校を下から数えて2番目の成績で卒業したそうです。そして、友達に自慢するために車でも買って見せびらかせようと、いろいろなアルバイトに励んでいる途中、たまたま誘われた講演会に参加したところ、ある40代の社長さんに出会って、次のように言われたのだそうです。
『君ね、仕事はこれから何十年と続けていくものだよ。ただ、目的もなく漫然とただの作業を繰り返しているだけじゃ、仕事という人生の大半を共にする時間を無意味なものにしてしまうだけじゃないか。
同じ時間を過ごすなら、そこに自分なりの価値を見つけて楽しんだ方が、自分のためにもお客さんのためにも、またその仕事を与えてくれる社長さんや仲間のためにも、素晴らしい時間が共有できるんじゃないだろうか。
すべての仕事は「喜ばれる事に仕えるため」に与えられた役割なんだよ。』」
この話を聞いて、その若い男性は、とんでもない衝撃を受けたのだそうです。
「私は、それまで、仕事というのは給料をもらうためにあるもので、楽に稼げれば仕事は何でもいいし、給料は高ければそれに越したことはないと思っていました。今まで、『喜ばれる事に仕える』なんて発想はどこにもありませんでした。それまで、自分は人からどう思われるかばかりを気にして、誰かに喜ばれようなんて考えたこともありませんでした。」
それから、彼はもう一つ、こう言われたのだそうです。
「自分が喜ばれるようにいろいろな工夫を重ねていっていると、ある時点から、急に頼まれることが増えてくるんだよ。その頼まれたことをさらに勢いよくやっていくと、突然、今度は全く別の新しい出会いが自分に降りかかってくるんだよ。
それは、新しい仕事の誘いかもしれないし、素晴らしい結婚相手に恵まれることだったり、同じような価値観をもつ親友が出来ることかもしれない。
今までに、僕は何人にもこの話をしているが、この話を素直に受け止めて実行してきた人は、今言ったような、何らかの素晴らしい出会いに恵まれて、それまでとは全然違った自分にとって楽しいことばかり起きる人生に変わっていっているんだよ。」
その話を聞いて、素直に実行してみたその若い男性は、それからの20年の間に5つの仕事を変わり、年収も10倍以上になり、今ではトップセールスマンとして活躍しています。
『天職』とは、英語で「Calling」というそうです。
「Calling」(呼ばれていく)ものが『天職』であるという意味を持つことは、とても意義深いことのように思われます。
私たちの仕事は、「すべて『喜ばれる事に仕えるため』に与えられた役割である」という発想は、頼まれごとを引き受けて「Calling」(呼ばれていく)という『天職』からの「お呼びの声」かもしれません。
テンつくマンさんの HP~です。