腰塚 勇氏 (著) 「命の授業」(ダイヤモンド社)
価格: ¥ 1,260
テレビ「アンビリバボー」で
「名もない教師の壮絶人生―生徒の心に響く命の授業」を観て
、大変感動、また勇気を与えられました
2002年3月1日
人生を大きく変える出来事がありました
それはスキーで転んで 首の骨を折ったことです。
救急車で病院へ運ばれました
このとき、お医者さんは奥さんに
たぶん、寝たきりか車いすの生活になるでしょうと・・・
手術は成功しました
しかし、一週間たっても 手足はまったく動きませんでした。
のどには管が入り しゃべることもできませんでした。
毎日、どうやったら死ねるか・・・そればかり考えていました・・・
手足の動かない私が死ねる方法・・・
それは、舌を噛むことでした・・・
舌を噛みました
でも痛くて途中で止めました 死ねませんでした
本当は生きたかった・・・でも生き方がわからなかった
そんな私に生きる勇気をくれた人
何があってもずーっと一緒にいるから・・・
奥さんの言葉・・・
お母さん
代われるものなら 代わってあげたい・・・
先生、待っているから・・・ 仲間と生徒たちの言葉
事故で死んだ教え子の存在 病気で死んだ友達の存在
「優しさ」と「強さ」を もらったときでした・・・
一人じゃないって・・・生きなきゃって・・・
助けてって言っていいんだって・・・
気がつきました
動けなくても
「花」のように生きる事はできるかも知れない・・・
いつも「笑顔」でいると決めた
どんなことにも「ありがとう」を言おうと決めました
そうしたら・・・
手足が動き始めてくれたんです
そして、必ず学校へ戻ると決めました
しゃべる喜び 立ち上がれ 歩ける喜び
字が書け おはしが使える喜び
当たり前だと思っていたことに「幸せ」と「感謝」を
見つけました・・・
ケガから4ヶ月後 学校へ戻れました
学校へ戻るときに 決めたことがあります
口は
人を励ます言葉や感謝の言葉をいうために
使おう・・・
耳は
人の言葉を最後まで聴いてあげるために
使おう・・・
目は
人の良いところを見るために
使おう・・・
手足は人を
助けるために使おう・・・
心は
人に痛みがわかるために
使おう・・・
私を助けてくれた人たちが
してくれたことを今度は私がしよう・・・
実は首を折ったあとお医者さんから
赤ちゃんができないかも知れませえん・・・って言われました
でも 奇跡が起きました・・・
2004年7月5日
息子が誕生しました!!
息子が生れてきてくれて
改めて感じたことがあります
子どもはいてくれるだけで
人を幸せにしてくれている
転んでも・転んでも
あきらめないで何度も立ち上がって歩いてくれた
そして笑顔は人を幸せな気持ちにしてくれている・・・
そうなんだ
人は生まれたときから人喜ばせる存在で
苦しいことがあっても
乗りこえられる力を持っている
生まれたときから持っている力を
もう一度人のために使おうと決めました
それと
私は首の骨を折って「大失敗」をしました
一度は
苦しくて、苦しくて生きることを
終わりにしようと思った
でもみんなのおかげで 生きることをやめずに
幸せになる努力をつづけてこれました
君たちもこれから
何度も失敗して 辛い思いや悲しい思いを
することがあると思う
「失敗」の反対の言葉は「成功」ではなく
人のセイや言い訳をして
「何もしなくなること」
でもね、失敗は 悪いものではなく
夢にまた一歩近づき 成長した証拠なんだ
失敗しても
自分を信じて 自分を楽しく生きる 努力を続けてほしい
決して 一人じゃないから
応援してくれる人は 必ずいるから
そして
強い気持ちの夢は 必ず叶うから
笑顔と
ありがとうを
たくさん言って
みんなで楽しく
生活しようね
(以上)