第27回のエントリーはこれで最後です。
今回は久しぶりにオリエンテーションを行いました。
初参加者にとっては会の趣旨を理解することと、全体が見渡せるリラックスした気持ちになることはとても大事なことだと思います。
以前はぶっつけ本番でやっていたのですが、今回はDMVOXのHPにもある「DMVOXとは?」を要約したオリエンテーション原稿を作成して実施しました。
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今日はDMVOXに参加していただきありがとうございます。
「DMVOXに初めて参加される患者さん・医療従事者のみなさんへ」という資料を元に少しDMVOXについて説明をします。
初参加の方の中には、こういう会の参加は初めて、もしくは同じ病気の患者さんに出会ったことがないという方がたくさんおられます。
資料の中に前回のアンケートがはさんでありますが、それを見ていただくとわかるように、DMVOXには、成人発症の方が大勢参加されます。中高年で発症された方の参加も少なくありません。
日本では1型の患者は糖尿病患者全体の5%またはそれ以下と言われています。小児発症の方の多くはキャンプなどを通して情報や仲間に接する機会がありますが、成人発症の方々は2型中心の内科医療の中で情報が少ない、仲間に出逢えないなど、いろんな意味で孤立しているのが現実です。
こうした現状に対して、大阪糖尿病協会顧問医会の先生方が、ヤング世代の方々が情報や仲間と出逢える場所としてこのDMVOXを発案されました。最初は2-30人くらいの集まりでしたが、現在では150名以上の方が集まるようになりました。
ここは患者さんのピアカウンセリングの場所であり、医療関係者と患者が双方向に意見交換したり情報交換したりできる場所として現在に至っています。
DMVOXの特徴はドクターと患者の関わり方にあると思います。
この行事は、主催は大阪糖尿病協会顧問医会という糖尿病専門医の集まりですが、実際には企画は患者が主体となって関わっており、話題提供などもミーティングで決めていきます。
こういう会では、ドクターの関わり方は形式的になりがちだと思うのですが、VOXは本当に多くの医師が一参加者として参加しておられます。ここ数年は、常に20名前後の先生が参加されていると思います。
1型糖尿病の患者さんをたくさん診ておられる先生もおられますし、ご自身も1型患者というドクターも何人か参加されます。
普通は講演会形式が中心で、ドクターと患者がリベラルに交流できる会というのはほとんどありません。
主治医以外の先生とお話しする機会はなかなかないと思いますので、グループディスカッションのときでも立ち話でも、是非そういう機会を持っていただきたいと思います。
VOXに初めて来られた方が、あまりにたくさんの人で居場所がないということをよく耳にします。
私たちは、そういうみなさんがリラックスできるように、ということを常に一番に考えています。このオリエンテーションもそのひとつですなのですが、実際にはなかなか難しいのかもしれません。
まず隣の人に話しかけてみてください、それから後ろに飲物を置いていますが、飲物を取りに行ったりして動く事も全体を見渡せるちょっとしたきっかけになります。
それから話題提供が終わると、休憩後グループディスカッションが始まりますが、居場所がないと感じる人はグループディスカッションで「初参加」というグループを作りますので、飲物を持って最初からそこに座ってください。
初参加者同士なので、お互いの不安な気持ちがわかると思います。気兼ねなく話しかけてみてください。
それから、定例会のあとに2次会があります。もしみなさんともっと交流してみたい、とか食事のことで悩んでいるということがあれば、お時間が許せばこちらに是非参加してください。
ドクターも大勢参加されると思いますが、参加者全員で割り勘にします。
みんなで食事をすると目から鱗のようなことがいっぱいあります。一気にVOXになじめることを保証します。
最後に、私がいつも伝えるのは「孤立からは決して何も生まれない」ということです。
ひとりで悩むと堂々巡りでなかなか解決の糸口は見えてきません。
1型糖尿病と向き合う人生は決して悲観的なものではありません。でも、それはみなさんの考え方、1型糖尿病との向き合い方次第ではないかと私は思います。それはDM医療に携わる方々も考えていかなければなりません。そして患者さんも自分で考えることが必要です。ここは両者にとってそういうことを改めて考えさせてくれる場所だと思います。
そして、心がしんどい、人と交流したくない、そんな心境の時もあると思います。
それでも、年に3回3/6/9月の第3土曜日にはVOXがあるんだということを忘れないでいてほしいと思います。
今日は少し楽な気持ちで、この空間を過ごして欲しいと思います。
また質問などあれば個人的に話しかけてください。
今回は久しぶりにオリエンテーションを行いました。
初参加者にとっては会の趣旨を理解することと、全体が見渡せるリラックスした気持ちになることはとても大事なことだと思います。
以前はぶっつけ本番でやっていたのですが、今回はDMVOXのHPにもある「DMVOXとは?」を要約したオリエンテーション原稿を作成して実施しました。
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今日はDMVOXに参加していただきありがとうございます。
「DMVOXに初めて参加される患者さん・医療従事者のみなさんへ」という資料を元に少しDMVOXについて説明をします。
初参加の方の中には、こういう会の参加は初めて、もしくは同じ病気の患者さんに出会ったことがないという方がたくさんおられます。
資料の中に前回のアンケートがはさんでありますが、それを見ていただくとわかるように、DMVOXには、成人発症の方が大勢参加されます。中高年で発症された方の参加も少なくありません。
日本では1型の患者は糖尿病患者全体の5%またはそれ以下と言われています。小児発症の方の多くはキャンプなどを通して情報や仲間に接する機会がありますが、成人発症の方々は2型中心の内科医療の中で情報が少ない、仲間に出逢えないなど、いろんな意味で孤立しているのが現実です。
こうした現状に対して、大阪糖尿病協会顧問医会の先生方が、ヤング世代の方々が情報や仲間と出逢える場所としてこのDMVOXを発案されました。最初は2-30人くらいの集まりでしたが、現在では150名以上の方が集まるようになりました。
ここは患者さんのピアカウンセリングの場所であり、医療関係者と患者が双方向に意見交換したり情報交換したりできる場所として現在に至っています。
DMVOXの特徴はドクターと患者の関わり方にあると思います。
この行事は、主催は大阪糖尿病協会顧問医会という糖尿病専門医の集まりですが、実際には企画は患者が主体となって関わっており、話題提供などもミーティングで決めていきます。
こういう会では、ドクターの関わり方は形式的になりがちだと思うのですが、VOXは本当に多くの医師が一参加者として参加しておられます。ここ数年は、常に20名前後の先生が参加されていると思います。
1型糖尿病の患者さんをたくさん診ておられる先生もおられますし、ご自身も1型患者というドクターも何人か参加されます。
普通は講演会形式が中心で、ドクターと患者がリベラルに交流できる会というのはほとんどありません。
主治医以外の先生とお話しする機会はなかなかないと思いますので、グループディスカッションのときでも立ち話でも、是非そういう機会を持っていただきたいと思います。
VOXに初めて来られた方が、あまりにたくさんの人で居場所がないということをよく耳にします。
私たちは、そういうみなさんがリラックスできるように、ということを常に一番に考えています。このオリエンテーションもそのひとつですなのですが、実際にはなかなか難しいのかもしれません。
まず隣の人に話しかけてみてください、それから後ろに飲物を置いていますが、飲物を取りに行ったりして動く事も全体を見渡せるちょっとしたきっかけになります。
それから話題提供が終わると、休憩後グループディスカッションが始まりますが、居場所がないと感じる人はグループディスカッションで「初参加」というグループを作りますので、飲物を持って最初からそこに座ってください。
初参加者同士なので、お互いの不安な気持ちがわかると思います。気兼ねなく話しかけてみてください。
それから、定例会のあとに2次会があります。もしみなさんともっと交流してみたい、とか食事のことで悩んでいるということがあれば、お時間が許せばこちらに是非参加してください。
ドクターも大勢参加されると思いますが、参加者全員で割り勘にします。
みんなで食事をすると目から鱗のようなことがいっぱいあります。一気にVOXになじめることを保証します。
最後に、私がいつも伝えるのは「孤立からは決して何も生まれない」ということです。
ひとりで悩むと堂々巡りでなかなか解決の糸口は見えてきません。
1型糖尿病と向き合う人生は決して悲観的なものではありません。でも、それはみなさんの考え方、1型糖尿病との向き合い方次第ではないかと私は思います。それはDM医療に携わる方々も考えていかなければなりません。そして患者さんも自分で考えることが必要です。ここは両者にとってそういうことを改めて考えさせてくれる場所だと思います。
そして、心がしんどい、人と交流したくない、そんな心境の時もあると思います。
それでも、年に3回3/6/9月の第3土曜日にはVOXがあるんだということを忘れないでいてほしいと思います。
今日は少し楽な気持ちで、この空間を過ごして欲しいと思います。
また質問などあれば個人的に話しかけてください。