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オールスター

2011-01-23 21:32:04 | diabetes
久々のDMネタです。

最近、何もやる気の起こらない私は、この年末年始に多くの予定をキャンセルしました。

こういうときは何もせず、ただ時間を過ごして浮き上がるのを待つしかない…そうは思うけれど、楽しみも予定もなく過ごすのもただテンションを下げていくだけのようで、あまり楽とは言えないかもしれません。

仕事や福祉関連の勉強会の情報はたくさん入ってくるけれど、今年は立ち止まろう!と決めた私はそれらを横目で見て、予定に組み込むことはありません。

そんな中で今日は、午前にchieeを英検の試験会場に連れて行っていったん自宅に戻り、午後のDMの研究会にだけ参加しました。

これは本来、糖尿病を専門とする小児科・内科のドクターを中心とした会で、たぶんclosedに近いものなのですが、代表世話人の藤田敬之助先生のご厚意で2年くらい前から参加させてもらっています。

今日は参加を迷いましたが、京都医療センターの坂根直樹先生の特別講演がプログラムにあったので、重い腰を上げて会場に向かいました。

去年、京都で開催された日本IDDMネットワークのシンポジウムでは、残念ながら私は坂根先生の講演を聴くことができませんでしたが、とてもよかったと聞いていたので是非お聴きしたかったのです。

今日のテーマは【カーボカウント】で、大阪市大の川村智行先生の下におられる柏原米男先生と阪大の黒田暁生先生も話をされました。

もちろん川村先生も参加されていて、日本でカーボカウントを広めている第一人者が揃い、最新の話題にふれることができる貴重な機会に遭遇することはこれからもそうはないでしょう。

3人のお話は患者さん向けの話とは少し違っていて、とても新鮮でした。

カーボカウントを普及させるためにはどうしたらよいのか、先生方はみなさんカーボカウントの日本でのスタンダードを作ろうと日々考えておられるのです。

また黒田先生が話してくださった妊娠管理のお話…特に分割食の有用性について聴けたことはとても有意義でした。

坂根先生はカーボカウントの指導や評価について話されたのですが、2型への活用についても何度も触れてくださって、私にはとても貴重な時間となりました。

内容はとっても濃かったのですが、メモが追いつかず、印象的な内容を箇条書きします。

・なぜ今カーボカウントなのか…カーボカウントの有用性

・「炭水化物」を知ることの大切さ

・「わかる」と「できる」は違う

・患者さんの行動変容のためには…自己管理能力向上プログラム

・患者さんとの会話から導き出すもの、導き出されるもの

・2型患者への活用…1型と2型の違い

・カーボカウントが広がらない理由…エビデンスの重要性(医療側の意識変容)

などなど。

いつか是非大阪の患者さんの前でお話ししていただきたいです。

京都医療センターの糖尿病チームはすばらしく、それは坂根先生が常に患者さんの視点に立って考えておられるからでしょうか。

昨日のお話もそうですし、昨年3月に先生が私に送ってくださったご自身の著書を改めて見返してみても、そのことを再認識します。

「わかる」と「できる」は違う…本当にこれは患者として痛感していることで、これを医療サイドに理解してもらうことはとても大事なことなのです。




さあ、少しだけやる気を出して、3月のDMVOX定例会の準備をぼちぼち始めないと。



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