菜の花日記

小さい喜びがあれば幸せ

貧乏を支えた火鉢

2015年07月28日 | 日記
          

我が家の歴史が始まった時はアパートの一間だった。

初めての冬に使った暖房器具は、お祝いに頂いた電気炬燵と小さな火鉢だけで間に合っていた。

家が広くなるにつれて石油ストーブが仲間入りしてきた。

小さい火鉢は使われなくなり物置に追いやられて、それでも捨てる事はなかった。

その後庭の隅に置いておくと、ご近所の人が「その火鉢要らないの?」と声がかかる。

「植木鉢にちょうどいいのよね~」と言われるけれど「差し上げます」とは言わないできた。

良く通る道に「めだか屋」さんが有る。前から気にかかっていた。

息子からホームセンターで「メダカが売っているよ」とも聞いている。

「めだか屋」さんは1匹200円、ホームセンターは1匹100円で値段の違いはよく分らない。

生き物は難しいけれど、思い出の火鉢にメダカを住まわせようと思う。