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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

400mリレー銅メダルの快挙に思う。

2008-08-23 21:27:41 | オリンピック、パラリンピック

リレーは足が速ければいい、というものではないことを強烈に印象づけた大会になった。
日本チームは自らの非力を十分自覚し、可能性を走力とともにバトンパスに求めた。
実力チームが予選敗退するなかで、実力を出し切れたのはこのバトンパスの自信だった。
表彰台に上った四人は、金メダルのジャマイカチーム以上の笑顔をみせた。
日本陸上トラック種目での悲願だったことがよくわかった。
陸上競技でもフィールドやマラソンではメダルをいくつも獲れているが、
ことトラック競技となると、80年ぶりの2度目のメダルである。

今まで唯一のトラックメダリストとは?
人見絹枝さんだ。
人見絹枝さんが生誕100周年を迎えたのは昨年だった。
だから、彼女は21歳の時にメダルを獲ったことになる。
実は私の高校の先輩である(高校の資料室に彼女のデスマスクがある)。
彼女は25歳で亡くなった。
その後、スポーツ選手は短命だと言われ続けた。
(岡山だけの話かもしれないが)

10年くらい前までは、彼女の同級生が健在だった。
「負けん気の強い人で、テニスに負けてラケットを折るほど悔しがった」と
聞いた。

テニスもやるのかと思うが、まさにスポーツ万能だった。
有森さんが努力の人なら、人見さんは天性のアスリートだった。
今はともに、桃太郎スタジアムの正面にブロンズ像として立つ。

人見絹枝さんと有森さんについては、岩清水日記にも書いています。

http://blog.goo.ne.jp/kokakuyuzo/e/54a410b066dcc622d5e468098b7e8d3a

写真は、人見絹枝の雄姿を伝える銅像。桃太郎スタジアム前。


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