岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

内村航平のミラクルボディ。

2012-07-16 15:27:03 | スポーツ(身体に魅せられて)


昨日の内村航平・ミラクルボディはとても興味深かった。
早寝をしなくてはいけないのに観てしまった。

ボルトのミラクルボディは、私たち日本人にはとてつもなく遠い話だが、
内村航平は平均的日本人サイズなので身近に感じる。
もっともこれは大いなる誤解でしかないのだが。

彼のミラクルなところは、空中感覚だという。

彼の頭の中には、自分を操る小さな自分がいるという。
まるで、ガンダムだ。
その小さな自分が自分本人を自在に操ることができる。

そして、その小さな自分は自分が今どこにいるか、完全に把握できている。
ではその小さな自分は何をよりどころにしているのか。


それは練習で培われたものだという。
内村は長崎出身、両親が運営している体操教室で幼児のときから体操やトランポリンを親しんだ。
特にトランポリンの練習が空中感覚獲得に効果があったようだ。
体操に比べてトランポリンの方が、空中での動作は自由で多彩だ。
そのトランポリンの技術の習得が体操競技を行う上で優位となったという。

彼は超高速で回転していても周りの景色が見えるし、どこを飛んでいるかも把握している。
それは視力の良さと重力(ジャイロ)の「絶対音感」を持っていることによるという。
それを獲得するにはやはり練習、それも猛烈な練習しかない。

彼の高校生時代のコーチが非常に興味深いことを話していた。

次回へ。

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