岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『冬の旅』 辻原登 著

2013-03-24 10:03:26 | 
本日の朝日新聞の書評欄に掲載されていた。
評者の小野正嗣さんがベタ褒め!

書評の書き出し
「小説なんて所詮作り話の他人事である。なのにそれが、漠然と誰もが感じている時代の空気を、どんな言葉よりリアルに感じさせる。だから『冬の旅』を読まなければならない」

書評というより、推薦文ですね。
でも、1680円なら私でも買えます。

『冬の旅』といえばなにか感傷的になる。シューベルトの歌曲集の影響かな。
そして立原正秋の小説と名作ぞろいだし。

冬の旅
辻原 登
集英社


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1 コメント

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時代の閉塞感? (aisym)
2013-04-13 07:58:10
救いのない小説でした。いまはそんな時代なのですね。感じてはいたのですが…。
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