岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

日本ではなぜPCR検査が症状のない人は受けられないのか?

2020-07-23 09:51:10 | 新型感染症

注目していた「モーニングショー」のそもそも総研。

玉川さんが分科会の小林慶一郎さんに「なぜPCR検査が限定的なのか」聞きました。

 

小林さんは「感染症のコミニティがある。厚労省の医系技官、国立感染症研究所など。彼らには負の歴史がある。ハンセン病による人権侵害です」という趣旨のことを話されました。

「新型コロナウイルス感染症のPCR検査では擬陽性が出る可能性が百人に一人程度あり、その場合の隔離が人権侵害に当たる=訴えられるのではないかと危惧しているようだ」と。

しかし、どう考えても一生の間、隔離されたハンセン病の方の人権侵害とは違うと思います。

1週間程度の隔離でも人権侵害に当たると言われることを恐れるのは

訴えられ争った末に敗れたというトラウマが感染症のコミニュティにあるからでしょう。

 

しかし、PCR検査を制限する理由にはなりません。

理由になるというなら、人権侵害の可能性について話し合うべきです。

国民に見える場でです。

 

そして、国民に問題点を明らかにして、納得してもらうことです。

今回は世界的なパンデミックです。

他国の情勢を観ても、日本でPCR検査を拡充することが人権侵害に当たると考える必要はないと思います。

それをいうなら、クラスターの追跡の方が人権侵害の可能性が高いと思います。

 

確かに、日本のハンセン病対策は世界の大勢から大幅に遅れました。

その反省ということなら、積極的に議論を起こすべきだと思います。

国民は納得すると思いますよ。

 

原子力にも村があり続けるように、感染症にもコミュニティが現存する。

ということがわかりました。

まさか日本固有の村社会由来ではないでしょうが。

 

お読みいただきありがとうございました。



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