岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

使用カメラとレンズについて(コンタックスとカールツァイス)。

2011-09-19 18:58:14 | 日本の仲間


写真の機材について。
銀塩フィルム時代に友人からコンタックスRTSを安く譲りうけました、
レンズは、カールツァイス50mmプラナーf1.4 が付いていました。
写真をとってもいまひとつで、扱いにくいと思っていました。
実は素晴らしいレンズです。理解できるまで10年ほどかかりました。

そのうち、山岳用に小型カメラを使いたくなり、コンタックスT2を購入しました。
こちらも最初は良さがわからなかったのですが、使っていくうちに嵌りました。
素晴らしい描写力です。
山の撮影を中心に10年ほどメイン機でした。

一眼レフではコンタックスRTSを使っていたのですが壊れたので修理に出すと、もう部品がないと言われ、廃機となりました。
そこでコンタックスAXという珍しいボディを買いました。
このボディは、ボディ内部で自動フォーカスをします。
フィルム面が前後に動いてピントを合わせるのですが、とても楽しいカメラでした。
至近距離で撮影をすると見事なボケ足が楽しめました。
そこで、カールツァイスレンズがほしくなり何本が集めました。

このカメラとの蜜月も長くは続きませんでした。
コンタックスの製造元である京セラがカメラ事業から手を引いたのです。
もう新しいボディは手に入りません。
そのうち故障してしまいました。

時代はデジタルへと急速に移行していきました。
私は銀塩カメラへの未練からデジタルへの買い替えはスムーズにいきませんでした。

ようやく2008年に購入したリコーR8(いわゆるコンデジ)がデジタル1号機です。
よく映るのですが、逆光や夜間撮影は苦手な機種でした。
その対策用として、ニコン coolpix p90を購入しました。
こちらもなかなかいいカメラです。
広角から望遠まで1台でカバーできる、使い勝手のいいカメラです。
今でもよく使います。
速写が苦手なカメラでした。
スポーツ撮影には向きません。

やはりデジタル一眼を買わざるをえなくなってきます。
条件は昔使ったレンズを使えること。


ボディはキャノンのkissx3を購入しました。
マウントアダプターを使えば古いカールツアイス・レンズを使用できるのです。
そしてそのアダプターが安いのです。
キャノンの一眼では入門機といわれる機種ですが、まずは様子見です。

使っての感想はどうか。
これが、とても面白い。
もちろん古いレンズではピント合わせがとても困難でファインダーではピントはあいません。
被写体との距離を目測してピントリングを回します。
そのため、ピンボケの写真が量産されますが、そこはデジタル。
どんどん撮影していけばいいのです。
もう1点、露出も自動というわけにはいきません。
ツァイスレンズが明るいためなのか、2段近く絞り込まなければなりません。

それでも、昔のレンズを使えるのは楽しいですね。



このボディは、kenkoが発売しているフィルム用のボディです。
機械的な出来がいまひとつでほとんど使えませんでした。





最新の画像もっと見る