岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「共謀罪」って、知ってますか?

2005-07-05 10:07:01 | 国民と国会と政治
この法案が国会審議入りを待ってることは知っていたが、
あまりにも情報が少なく困っていたら、7月5日付の毎日新聞に
大きく掲載された。

「共謀罪」ということですぐ思いつくのは「大逆事件」だ。

また、若い石井十次が友人とともにある旅館で、
岩倉具視批判で気勢をあげていたら、岩倉侯暗殺未遂容疑で
収監されてしまったこと(3月7日号掲載)も思い出した。

「共謀罪は、4年以上の懲役・禁固に当る罪を団体の活動として、
犯罪実行のための組織により行なおうと共謀した場合に、
犯行の実行前でも罪に問える」 毎日新聞より。

さて、この法律がないことで、どのような凶悪事件が日本で
おこったのだろうか。
この法律があれば、その凶悪事件が防げたのだろうか。

また、この共謀罪を新設することで、国民にとってどのような
プラス面があるのか。
では、マイナス面はなにか。
おおよそ、想像がつく。

この法案は国際組織犯罪防止条約批准のために必要とされている。
これは本当なのか。外圧を利用してるのではないか。

この条約制定と9.11は直接的には関係ないが、テロを防ぐ
ためには、犯罪実行前の処罰が、テロ防止に有効と判断した
ことは間違いない。

「国際犯罪」と「国内犯罪」を同列に考えてよいのか。
こんなひどい世界になっているのだから、「現代の治安維持法」
ができてもしかたがないと考えるのか。

日本国民は、次々に「判断」を求められている。

郵政民営化法案が騒がれる中、次々と重要な法案が進行して
いることも知らなければならない。

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