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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

続 やらせ政治とやらせ解散

2005-09-01 09:26:24 | 国民と国会と政治
8月31日号で書いた今回の解散劇の脚本家は誰か?
ということは今の私にはわからない。
選挙が終り、明かになってもよい時期にマスコミが書くだろう。

少なくと小泉氏は役者であって、演出はしていない。

演出家は、森前総理官邸訪問時に、孤高の人というイメージを
与えるために、首相官邸での要人の動静は抑えた。

今回のシナリオは確かによく練られている。
そのシナリオの中に、公明党がどの程度関わっているか
わからないが、対公明党シナリオがあり、投票日の
選択肢があったことは確かだ。
小泉チーム(個人ではなくチームだ)は、投票日が早いほど
有利とみたが、結局一週間遅れた。
しかし、遅れることにたいした危惧もしていないように
みせていた。
だが、これは大きな不確定要素だ。

最後にこの一週間が効いてくる可能性がある。
では、そのラスト1週間対策を練っていないのか。
選挙が始まってしまえば、マスコミも動けない。
自民党や野党も公職選挙法の制約を受ける。

できることは限られるが、法律を熟知した専門家の
活動が蔭ではじまるだろう。

有能な法律家を抱えて、政党政治を進める(訴訟を辞さない)
のが、今のブッシュ政権だが、その戦略に自民党も乗っている。
もちろん、宗教法人や一部の政党も、法律家で守られている。
世の中には、攻撃しやすい陣営と、守りに強固な陣営がある。

例えば、民主党や社民党は攻撃されやすい。
脇が甘いといわれてもしかたがない。

権力中枢である自民執行部や公明党が脇が甘いはずはない。

人の心をコントロールすることはやさしいことではない。
しかし、10人に一人をコントロールすることができれば、
小泉チームは選挙に勝つことができるのだ。
例えば、無党派層の3人に1人が小泉チームに票を投じれば
よいのだ。

具体的にいえば、投票率60%。(そうは上がらない)
30%は、テコでも動かない組織票。
無党派層30%のうち、自民党は10%としか獲れなったのが、
20%獲れたとする。これで自民は完勝である。

すなわち、10人のうち1人(10%)を、コントロールする
できればよいのである。
小泉支持率60~80%という数字は参考には
なるが、実態は10人に1人をどの党が獲るかである。

それが議席獲りにつながる。
「刺客作戦」はよく練られた戦略であるが、日本人の心情には
あわないと思ったが、10人に1人くらいには有効な戦略だ。

このように見ていくと、今もなお、自民執行部の優位は続いて
いるのだろう。
潮目が変わったと判断は、まだ早かったのだろうか。
どちらにしても最後の一週間が最大の山となりつつある。

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