AMDA メールマガジンからの転載です。
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2016年10月18日■□□□
AMDA速報10 ハイチ・大型ハリケーン被災者に対する緊急医療支援活動
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AMDAチームは現地時間17日早朝に、ハイチ厚生省コレラ対策担当官であ
るフランソワ医師とミーティングを行い、ジェレミー市から車で1時間半
ほどのモロン(Moron)市のサントレ・サンテ・デ・モロン(SENTRE SANTE
DE MORON)病院を紹介された。
フランソワ医師からは、“日本から医療チームが来てくれてありがたい”
とお言葉をいただいた。モロン市へ向かう道では、大きな木々が根こそ
ぎ倒れており、AMDAチームはハリケーン被害の大きさを痛感した。
モロン市のサントレ・サンテ・デ・モロン病院を訪れ、病院長であるバ
ッシネ(Bassinet)医師と話し合い、AMDAチームがこの病院で活動するこ
とが決まった。
この病院にはコレラ患者が19人おり、AMDAチーム到着後、新たに2名のコ
レラ患者が病院に運ばれてきた。うち1名は嘔吐が激しく重症。病院には
コレラ対応の薬が全くなかったため、AMDAチームが持参した医薬品を使
用した。
また、この病院ではコレラ患者とその他の患者を分ける仕切りがなかっ
たので、AMDAチームはこれ以上感染が広がらないよう病院入り口から仕
切りをつくり、コレラ患者とその他の患者を分けた。
この病院でコレラ患者の対応をしている現地医師は1名のみで、8日間24
時間体制で働き続けている。その他、HIVを担当している医師が1名、看
護師4名、アシスタント4名で運営している。また、地元の方6名が自発的
に吐物などの処理をしていたが、掃除をする際に手袋などを装着してお
らずコレラ感染が危惧されるため手袋や予防衣を提供した。そのほか、
病院スタッフにもコレラ感染予防のための教育、指導を行い、感染予防
対策をとった。
コレラに関する知識を広めるため、AMDAチームは明日以降もコレラ予防
の教育活動を行う。
また、モロン市のサントレ・サンテ・デ・モロン病院にはWHOからの医薬
品は届いていない。物資や医薬品の配布については地域によって偏りが
出ているようである。モロン市へ向かう途中の道でも、町の人々が自分
たちの町には援助が来ていないというアピールをしていた。
活動しているジェレミー市とモロン市では、ネット環境が悪く通信が困
難である。
ハイチハリケーン緊急医療支援活動これまでの派遣者数
第1次/TMAT合同/チーム 医師2名、調整員1名
第2次チーム 医師1名、調整員1名、看護師1名
AMDAハイチ 医師2名、看護師2名
ハイチ現地雇用 6名 合計16名
【第2次派遣チーム】
佐藤 拓史(さとう たくし)/医師/1965年1月生/
AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム運営委員会副委員長
押谷 晴美(おしたに はるみ)/看護師/1980年1月生/
ERネットワーク登録メンバー
森田 佳奈子(もりた かなこ)/調整員/1979年6月生/
Liverpool School of Tropical Medicine卒業/
元AMDA緊急支援 プロジェクト派遣調整員
街頭募金のお知らせ
■日時 10月19日 12時から13時まで AMDAボランティアメンバーら
■場所 岡山駅前 高島屋西側
【皆様からの募金を受け付けております】
■郵便振替:口座番号01250-2-40709
口座名「特定非営利活動法人アムダ」 通信欄に「ハイチ」とご記入下さい
■楽天銀行 ロック支店 普通預金
口座番号:7002547 口座名:特定非営利活動法人アムダ
■中国銀行 一宮支店 普通口座
口座番号:1347410 口座名:特定非営利活動法人アムダ
■クレジットカード、PAYPALでの募金も受け付けています。
詳細はホームページをご覧ください。