
元旦の午後、睡魔に襲われていただろう日本人に衝撃が走った。
4時10分、ゆっくりと揺れだした地震は、「早く収まってくれ!」という願いに反した。
横揺れが激しくなった。長く続いた振動から、まさか南海トラフではないかと恐れた。
テレビをつけると能登半島沖だという。
直ぐに津波警報がでた。5mを超すかもしれないという。
画面に映る国交省の監視カメラを凝視する。
画面に人が映っている。早く逃げろーと叫ぶ。
目に焼き付いている東日本大震災の映像がよみがえる。
余震が絶え間なく続く。経験のない頻度だ。
能登半島の先端なので情報が入ってこない。
高台に逃げれたのだろうか。
古民家が耐えられる震度ではない。土埃も映っていた。
生き埋めの情報も。
熊本でも見た光景だ。
近くには柏崎原発がある。また福井にも。
日本の原子力行政は地震や津波の評価が甘い。
先ごろ、柏崎原発のテロ対策が評価されたが、論点が違うと思った。
輪島では火災も起こった。詳細は報道されていない。
厳寒の夜を野外で過ごすことになった人々のことを思う。
早く夜が明け、救助の人々が駆け付けることを願う。
皆さん、生き延びてください!
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