ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

生きる

2012-12-05 | ほとほと日記
今日は仕事は休みだった。
歯医者に行ってスポーツクラブに行って、買い物をしてから昼と夜のオカズを作って…というところまでは普通の休日だった。

その後、職場から連絡が入って、気分が暗く塗り潰された。


つくづく、おかしな世の中だなあ…と思うことが増えた。

どんなデタラメも理不尽も、金がある人が大声で喚くと大事にされてしまう。
やはりこの世は金なのか?

会社でも世間でもいわゆる勝ち上がっていく人の中には、ほとんど人格が破綻している人が少なからずいる。

でもルールを作るのは勝者だから、われわれ微弱の者は呆れ怯えさまよいながらもしがみついて行くしかない。

ただ、生存するために。


私は物心ついたときから、この世で生きていく見当が全くつかず、途方に暮れていたものだ。

なぜニンゲンは自分の欲を通すため、他人に嘘八百の言いがかりをつけるのだろうか?
子供の頃に抱いたその根源的な疑問と恐怖は、中老となった今も変わらない。

そんな自分が生き馬の目を抜く東京で何とか生きていることじたい、不思議なことかも知れない。

ただ、生きている。