古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
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金星食2012Aug14

2012-08-15 06:08:21 | 掩蔽観測
お盆休み期間に起こった標記の現象。
大学生の時(1989年)に見て以来の好条件というチャンスなので
楽しみにしていたのですが、
当日の天気分布を見るとかなり絶望的な状況でした。
(気象庁さん、画像の無断利用ごめんなさいm(__)m以下同文)

…まてよ?近くに晴れそうなエリアがあるかも…!


これとは別のGPV気象予報でみても、
千葉県方面なら何とか雲量が下がりそうな気配。

てなわけで、遠征観測してきました。

とりあえずカーナビには守谷SAを設定して
ひとまずそこまで移動し、空の様子を確認。
この時点で何とか雲の切れ間がありそうなので
次のICで降りて観測場所を選定。
(実際には、マーク位置左上の公園の角で観測)


が、しかし。

機材を組み立てて待機するも、
なかなか晴れ間は来ませんでした。
おまけに時折ぽつぽつ雨が飛んできたりするので
後部ハッチを屋根代わりにして機材はその軒下に
肩を寄せ合うように集合。

そして現象時刻を迎えるも、
結局潜入・出現を捉えることはできませんでした。
それでも出現時刻の数分後には何とか雲が切れて
月と金星のランデブーを見ることができました\(^O^)/。


最初の頃のショット。
まだ雲の通過が多い頃ですが、
金星の形も半月状に写ってくれました。


だいぶ雲が切れてきた頃。
露出を多めにかけて地球照も写し込んでみました。

まあ、これが見れたから
自分の中では「銅メダル」としましょうか。
カーナビ画面と道路の走向だけから合わせた極軸も結構あってて
金星のガイドも特に問題なかったし、
その後の朝焼けもきれいだったし。


ちなみに、国立天文台によると
次に同じような好条件で金星食が見られるのは
51年後だとか。
頑張って長生きしましょう。

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