古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
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ISSの「白夜」?

2016-07-28 22:32:08 | ISSの光跡
ようやく関東甲信地方でも梅雨明けが発表された。
少し晴れ間があったのでISSの撮影準備に入った。

この時、時刻は19h30mを過ぎた頃だった。


あった。今夜の予報。



「ずっと昼間」のパターンだが、
まあ久しぶりだから練習と思って…。


と、その時だった。
ついでにチェックしていたLIVEカメラ画面左上の表示にぎょっとした。

「あれ?次の日没まで718分?」



何かが壊れているのかと思った。
表示のバグか何かでたまたまこうなっているだけなんじゃないか?


いや、冗談じゃなくて、これはまじめな計算結果らしい。
ということが、上空からのISS予報を表示させてみて理解できた。

例えば、20h30m~55mぐらいまで3D表示をさせてみると、







となり、
ギリギリ影の縁をかすめるような軌道になっているらしい。


ISSは地球1周を約90分少々で1周しているから、
700分間ならこの後7周の間に日の入りは存在しないことになりそうだ。

おそらくこの状況でISSから太陽を見ると、
白夜の時のように地表(というか地球の輪郭)をかすめていくように
見えるのでは?という気がする。

ひょっとしてLIVEカメラでその様子が見えたりしないかな…?

撮影自体は曇ってしまったので不発だったが、
はからずも面白い状況に気付いた夜であった。

コメント
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