朝のうちはモヤで高層ビルがかすみ、にわか雨が
お昼頃まで続いた。
午後遅くになって天気が回復し青空が戻ってきた。
18日は大須観音の縁日で、骨董市が開かれる。
雨模様の中、欲しい道具があったので行ってみた。
いつもより出店は少なかったが、手頃な金矢を
見つけて500円で買った。
錆や汚れはあったが、新品なら5~6倍はする。
使い古した年代物だが、彫刻材料の丸太を、小割りにする
道具として十分使える。
頭が潰れるほど使い込んだ金矢は、どこの職人が、どんな目的で
使っていたのだろうかと想像を巡らしたりする。
古道具は安さも魅力だが、以前の持ち主を想像する楽しみもある。
金矢、初めて聞いた言葉です。
調べて漸く用途はわかりました。
斧と鉈の区別もわからない私ですので
ましてや金矢などは。
錆は研げばきれいになることでしょう。
直ぐ忘れますが、いつか時代小説にでも
「金矢」が出てきたとき、思い出すと思います。
電動工具が全盛で、伝統的な手道具は
消えつつあります。
鍛冶屋が鋼を叩いて作った金矢もその一つで、
ほとんど見かけることはありません。
一般の人で金矢を知る人は、ほとんどいない
と思います。