古美術 崎陽

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幕末の長崎で活躍した人~「前野良沢」(2)

2012-04-28 06:45:30 | HPの更新情報


豊前中津藩の藩医で江戸詰藩士

谷口新介の子として江戸で生まれる。

幼少で両親を亡くしたため、

母方の大叔父で淀藩の医者宮田全沢に養われる。

全沢は『医学知津』

という医書を書くほどの博学ですが

「世の中には捨ててしまうと絶えてしまうものがある。

 流行りものはどうでもいいから、

 廃れてしまいそうなものを習い覚えて、

 後の世に残すよう心がけよ」

と教えたという。

その後、全沢の妻の実家で

中津藩の医師前野家の養子となり、

吉益東洞の古医方を学ぶ。

そのかたわら、世に廃れそうな一節切を稽古し

その秘曲を極め、

猿若狂言の稽古に通ったという。



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