古美術 崎陽

古唐津 茶碗 他お茶道具等 古美術全般を取り扱う「古美術崎陽」のHP日記

幕末の長崎で活躍した人~「田中久重」(9)

2011-08-08 07:25:15 | 長崎の歴史


補足~2


二十代の久重は、からくり興行師として

大坂・京都・江戸などを行脚した。

水力や重力、空気圧など、

様々な力を利用した"からくり人形"が、

彼の十八番である。

童子盃台、文字書き人形など、

行く先々の人々をおおいに驚かせ、

楽しませたのである。


その見せ物の一つが「弓射り(曳)童子」。

4本の矢のうち、

1本だけ射的を失敗するよう

精巧なからくりにあえてミスの演出を加えた。

こうした久重のユーモアのセンスは

興行を成功させた理由の一つであった。


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