古美術 崎陽

古唐津 茶碗 他お茶道具等 古美術全般を取り扱う「古美術崎陽」のHP日記

幕末の長崎で活躍した人~「田中久重」(13)

2011-08-17 07:35:08 | 長崎の歴史


補足~6


天文家としての学識を備え

最も優れた職人のみに与えられる

「近江大掾」(おうみだいじょう)の称号を得る。

なおも向学心を磨く。

齢五十を過ぎた嘉永3年(1850)

当時の時計の概念を根底から覆したといわれる

和時計・須弥山儀(しゅみせんぎ)を完成させる。

須弥山儀は天動説に即し

仏教の宇宙観を一つの時計の中で表現した名品。

また京都の蘭学者・広瀬元恭の「時習堂」に入門。

医学や物理学、化学、兵学、砲術などを吸収した。


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