
今日13時59分からテレビ朝日で放映した、警視庁・捜査一課長 season2 第1話(帰って来た最強の刑事vs絶対に捕まらない殺人犯!首都高を完全封鎖…時速15キロで脱出した美女とムササビ)に注目した。再放送である。
再放送なら、斉藤由貴が出演するはずである。見たい。
ぼくは斉藤由貴も大福も好き。
このドラマで斉藤由貴演じる平井刑事は、大福を食うことで勘が冴えて犯人逮捕につながる道を見い出すのである。よって主人公の内藤剛志(査一課長役)が大福を差し入れするのがこのドラマのアクセントである。
妻は斉藤由貴を「非の打ち所のない美人」と評するがぼくはそうは感じない。高岡早紀は情念でからみ取るタイプでくらくらするが、斉藤は役柄のせいか乾いた感じ。ゆえに実生活と愛人との秘め事との間でバランスを取っていたと思うのである(マスコミが騒がなけば彼女にとって何の問題もなかったであろう)。
斉藤由貴の視線は乾いている。
斉藤には、近くの人物を通り抜けてその視線が霞を見ているようなはかなさと、抜けた味わいがある。
整ったルックスとそれに相反する抜けた虚無感が共存するのが斉藤のたぐい稀な魅力。
女優を世間並みの結婚という尺度で縛って袋叩きにして葬るなど愚の骨頂と思ってきたが、今日のテレビ朝日はよくやったと評価したい。この時間帯に入れる格好のドラマがほかになかったのか。
しかし4月12日からテレビ朝日は「警視庁・捜査一課長Season3」を内藤剛志と安達祐実コンビでやるようだ。
安達祐実も見たい女優だが、斉藤由貴をもっと映して欲しい。1日だけでも評価するが、斉藤由貴に仕事の場を与えて欲しいと切に思う。
