大関・大の里が13連勝して優勝、横綱をほぼ射止めた。それに比べてニュースの重みは落ちるが、小生にとっては巨人の赤星優志投手が自分自身はじめて9回を投げて完封したことに感動した。
赤星は9回を116球、7安打無四球5奪三振でプロ初完投、初完封で3勝目を挙げた。古い言い方をすれば「赤星、男になったな!」である。
4回を零点で抑えていてその裏、甲斐がしぶとく中前に運んで1点先取。ヘルナンデスも安打で続き2点目をゲット。次の浅野が三振して2アウトで赤星が打席。2点止まりかと思いきや赤星が腕をたたんで鋭くバットを振った。野手並みのスイングで打球が中前へ。2点を自分で稼いだ。打者として非凡な打ち方であり勝とうという執念を感じた。
長嶋茂雄ファンであったゆえ巨人ファンであり、長嶋の時代が終わってそう巨人に肩入れしているわけではない。なまくら巨人ファンである。このチームがとかく報道される情報量が多く身近に思うくらいのものであるが、赤星はやけに気になる投手。
顔がやわのように投球もいまいちで一軍と二軍を行ったり来たりする存在であり、監督から「何か特徴がない」と言われた。
2打点を自分のバットで叩き出した赤星
8回表一番苦しいときの最初のアウトを好守備で取った吉川
22年が5勝5敗、防御率4.04。23年が5勝5敗、3.39。24年が1勝7敗、3.12である。野球を廃業して甘いルックスでタレントに転身するほうが合っているのかなあと思いながら見てきた。
今年は2勝3敗で以前に比べて悪くない、試合を作っている、顔もすこし立派になってきて自信が感じられる、と思ってテレビを見てきた。だめな息子が気になる父親の心境であった。
完投完封はそう簡単にできることではない。投手として独り立ちしてゆくことを期待している。
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