天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

気温三十五度空気めらめら炎めく

2024-07-05 06:00:18 | 身辺雑記



きのは朝から太陽がぎらぎらした。気温35度にゆくと思った。
このところ朝7時半から30分、約3200歩あるいているが木陰でもこれを続けられるか。そういう猛暑がついに来た。
今年は6カ月過ぎた。5時起床21時就寝。血圧降下剤を1錠飲むくらいでつつがなくここまで来た。これはありがたい。
きのうは結を10時から12時まで見る日、迷わずプレイステーションへ連れて行く。
自転車を漕ぎながら頭がガンガンしてきた。今年になってから頭痛も喉の痛みもなかったが大丈夫か。結は大丈夫か。
日盛や頭を振れば砂の音
口中の唾液涸れたる溽暑かな
本格的な頭痛にならずプレイステーションへ到着。自宅から2.5キロ。国分寺市の最北端。
屋内は冷房が効き、さまざまな玩具がある。結は電車系の玩具で一人遊びに没頭してくれる。
電気ピアノがあってそれをでたらめに鳴らして飽きた結がついに外の簡易プールを見る。
時刻11:20。

初夏や水見て気負ふ子の眼
すこし咳が出ていたので水遊びは控えるように言われていた。結にやりたいか聞くと「やりたい」と言う。15分くらいやろうということになる。
ここで水遊びを厳禁しないから爺の価値があるのだ。

凸凹のバケツも光り水遊び
バケツに入った水を抱き上げてこぼす。こんなことがおもしろいのか。這いまわりジャンプして大人は絶対しないことをする。ブリキのバケツや盥のあるここはいい所。







穴に足取られ炎天仰ぎけり
プレイステーションの庭は凸凹。スコップを自由に使ってよく穴掘りも可。よって穴ばかり。

気温三十五度空気めらめら炎めく
世の中がサウナと思えばいい。帽子をかぶり水を飲むこと。珈琲は飲まないこと。おしっこを作ると汗に水が回らなくなる。
熱き風どわんどわんと吾を嬲る

松老いて大蛇のごとし油照
暑い日に見たくない木が年期の入った松。特に赤松は暑さを助長する。夏は椎、山毛欅、樫のたぐいを見るがいい。その林の中も気持ちがいいだろう。

(ひだる)しや手の甲の蟻爪弾き
暑くても腹が減る。人に言うと「羨ましい」と言われる。若いころから夏になるととんかつ、焼肉を食べたくなる。夏、体重が減ったことはない。汗の手を蟻が這うのはうっとうしい。奴らは元気である。何を食っているのか。

足許に影縮こまる炎暑かな
自分の影が足から伸びない正午どき。外にいたくない。外にいたら森へ入るべし。

凌霄の水面に垂るる懈怠かな
凌霄花。百日紅と並び夏を彩る花。この花を「咲きのぼる」と詠んだ句が多いがそれは情緒に溺れている。のぼるのでなく垂れると思っている。この花は見るたび情交を思う。

茄子の花老人しやしやり出るべからず
アメリカの大統領選。トランプ氏とバイデン氏がテレビ討論をして後者が老いをさらけ出して敗北した、とテレビが伝える。これを受けて民主党の中で彼に代わる候補を模索しはじめたらしい。
小生はバイデン氏もトランプ氏も引っ込むべきだと思う。老人がいつまでも娑婆に顔を出すべきではない。
死ぬまで人の注目を受けたいなど下衆の極み。老人はさっさと引っ込んで世の中を涼しくせよ。それくらいの分別は持ちたまえ。



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