天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

府中市消防出初式

2016-01-07 15:54:33 | 世相

府中市は府中公園にて10時から消防出初式を行った。
ぴかぴかの消防車がいっぱい並んで壮観であった。この赤い車は子どもの人気もの。多くの幼稚園がこの日を待っていたかのように繰り出している。
消防士の数と園児の数はどちらが多いかというくらいである。
出初式というとやはり梯子乗が花。



火の色の法被の文字や出初式

青天に出初の梯子キュッキュ鳴る

啼く犬の叱られてをり出初式


消防団員の濃紺の制服を囲むようにいろいろの赤が映える。まず消防車、そして紅白の幔幕。赤は血の色であり炎の色である。スタンダールの『赤と黒』は欲望と野心の色であった。



初春や血を掻きたつる消防車

人日や整列したる人の影


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老の春めがねめがねと家探しす

2016-01-07 00:27:27 | 身辺雑記

杏林大学病院

きのう杏林大学病院眼科へ行った。去年8月に左目網膜剥離の手術をしたあとの定期検診である。
去年の暮、風邪をひいてのびのびになっていた。
きのうの「よみうり熟年川柳」に
暇あって元気だからと医者通い 広島 内悧
という句が皮肉るように、通院はしんどい。
約束の10時半に行っていて待つこと1時間、視力検査してからまた待って撮影。その後また待ってようやく医師の診察になる。
術後の経過はいいようであとの定期検診は地元の眼科医ということになった。

待ち時間に江國香織の『薔薇の木枇杷の木檸檬の木』を8割方読んでしまった。この作家がひどくこまやかに男女関係の心理の綾を表現できることに舌を巻く。そして女ってつくづく厄介なものだと再認識する。
もうひとつよかったのは、受付にえらく魅力的な女性がいたこと。女優ほど美貌というのではないが健康で知的で肉感的で、はぎれのいい発声と笑顔がいい。
しばらく見とれストーカー心理を素直に納得した。彼女が近くのコンビニにいたら毎日通うだろうな。

老の春めがねめがねと家探しす
眼鏡をしゅっちゅう探ししている。パソコンを見たり添削をしたりという近い作業は裸眼でやる。テレビを見る以上の長い距離は眼鏡をかける。
その着脱の間に眼鏡がどこかへ行ってしまう。
眼鏡がなきゃあないでおぼろにものの形は見えるし本は読めるからそれでもいい。

ヘレンケラーとサリヴァン先生はたいへんだったろうな。想像さえできない世界である。
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