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天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

大相撲夏場所の注目力士

2015-03-23 07:08:32 | 格闘技

白鵬が上手を引けないうちに何かできなかったか   白鵬が上手を引いた瞬間勝負は見えた

大相撲春場所は白鵬が14勝1敗の優勝で締めた。
日馬富士の一発に期待して優勝決定戦を見たかったがはかなく散った。日馬富士は自分の名誉のため、弟弟子の優勝のために死力を尽くしたと思うが白鵬があせらないかぎり勝てないことを見せてしまった。両者の差は以前より広がっているのを実感した。

さて来場所に期待する力士だが、まず照ノ富士はいうまでもない。
ほかには関脇に上るはずの妙義龍
小結で8勝したのはやはり地力がある証拠。人を馬鹿にしたような勝気が前に出ていていい。課題は横綱、大関を一人か二人食えること。上位戦で健闘すれば大関になれる可能性はまだある。
栃煌山
きのう解説の北の富士さんが言っていたように不思議な力士。前半まるでだめながら終ってみると10勝も挙げている。
気味の悪いのがふらふら前後に揺れる幽霊みたいな立会いの所作。なんとかしてほしい。
千代鳳
立会いでやたら手を動かして定まらない嫌らしさは栃煌山と一緒。これは何とかしてほしいが、馬力と引き技に落ちないあんこ型は魅力満点。
けがをしない転び方は考えるべきだが元気で出てきてほしい。
宝富士
丸っこい顔で強そうに見えないが自力があり土俵際の逆転など粘りが魅力。この人も妙義龍同様、上位にいくつか勝てるともっと面白くなる。
大砂嵐
毎日新聞は夏場所、前頭2枚目と予想しているが力に技が見えはじめた。
かちあげが減り突き押しが増えたのがいい。突き押しから上手を取る相撲を磨いていけば有力な大関候補。
北大樹
しぶとい勝負師という感じ。地味だが不屈の闘志を感じる。
蒼国来
北大樹同様しぶとくいぶし銀の取り口。八百長事件でそうとう苦労したがここまで復活したのは見事。最近見られない業師ぶりに期待したい。
臥牙丸
どんどん前に出ると戦車みたいな迫力がある。なぜ以前は前に出られなかったが不思議なほど前へ出るようになった。
似たタイプの碧山や似ているがぱっとしない魁聖を霞ませる大型力士となれるか。来場所が試金石だろう。


照ノ富士の強さはすでに大関級 きめられて振られて負けた豪栄道はただ憐れ
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やったぜ照ノ富士

2015-03-21 04:16:46 | 格闘技


やった!照の富士、白鵬をくだす。春場所を救った男といっていい。先日書いた「照ノ富士おまえもか」は陳謝したい。
仕切っているときから顔つきがいつもと違った。もしかしてやるんじゃないかと思わせた。
13日目に優勝が決まるなんて許せないというようなコメント、また1勝14敗でもいいから白鵬に勝ちたいなどの発言には覇気がありこれぞプロである。

立ちあった瞬間の右からの「張り差し」、工夫がありスピードがあった。左上手をとにかく引くという意図がはっきりしていた。
比べて悪いがなにも工夫しようとせず漫然と負けている大関とえらく違う。
全力士に「やればできる」という例を示した功績は大きい。

こういう新鋭が古い落葉を踏みつけて上がって行く。
豪栄道は間違って大関になってしまった落葉だろう。協会は間違いで大関をつくらないことが課題になるだろう。
きのうの解説、舞の海さんが8勝7敗、7勝8敗ていどが「豪栄道の実力」ときびしい評価したが当っている。侮蔑の数値目標クンロクにさえ至らないようでは大関といえるか。
照ノ富士、逸ノ城らが上るのと反比例して豪栄道の大関陥落の比率がぐっと高くなるだろう。ほかの大関にもいえる。
プロなら覇気をもち何か工夫したらどうか。


左上手が勝負を制した

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照ノ富士おまえもか

2015-03-19 06:30:48 | 格闘技


11日目よもや魁聖に好調照ノ富士が完敗するとは……。立会いに魁聖が左上手をがっちりつかんだときまずいと思ったら一気に持っていかれた。
これで白鵬と2差、一気に大相撲がおもしろくなくなった。

照ノ富士が最後の砦だったが彼は健闘している。不甲斐ないのが横綱、大関陣。無用の長物である。

ほかになんとかしてほしいのが、気力がないのか、怪我をしていて力が出ないのかあいまいな力士ども。
名前を挙げると安と松鳳山。
前者はどうも所作からみて足が悪いように感じる。股関節かもしれない。ならばずるずる出場せず休んできちんと治したらどうか。
松鳳山は体は悪そうに見えないから精神的な問題か。11連敗は見る人を不幸にする。休んでほしい。大相撲には体が悪くなくても診断書をつけて休場するという手があるではないか。
八百長は困るがまったく稼働できない力士が土俵に上がって来るのも困る。よい林檎の中に腐った林檎がありよい林檎が腐りそうな気配がしないか。

碧山、豪風、嘉風は負けが込んでいるが出場していてもいいと思えるのは日ごろの素行がいいから。
日ごろ一所懸命やっている人は救いがある。

きのう解説の北の富士さんが大関、横綱は「一人一殺」でいってほしいと檄を飛ばしていたがまったく同感。
同感ではあるがきのうの豪栄道を見ていると大関、横綱4人かかって1勝するのがやっとではないか。
やはり照ノ富士がもっと強くなるしかない。逸ノ城も。
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初日はや大関こけぬ浪花場所

2015-03-08 19:21:28 | 格闘技

栃煌山にたやすく押し出された稀勢の里

“荒れる春場所”が始まった。
反省したのかすこし精神的に成長したのか綱渡り大関豪栄道は脇を締めた取り口で勝ったが、大関稀勢の里は相変わらずの腰高でたやすく土俵の外へ持っていかれた。。
稀勢の里が取り組む前、NHKの解説者が言った「優勝にかかわる大事な初戦ですから」というのは偏っていないか。
日本人力士に優勝してほしいだの横綱を待望するなど依怙ひいきはいいかげんにしてほしい。
もう少し偏らない報道はできないのか。公共放送なるレッテルが泣く。

今場所は小結、関脇にかねてからぼくが待望していた力士たちが就いた。
しかしその一人隠岐の海の敗戦をみているとなにも進歩していない。ろくな態勢でもないのにひょこひょこ出て行って土俵際でたやすく突き落とし、肩すかし等を食う体質はそのまま。たぶんまた落ちるだろう。

もう一人の関脇照ノ富士は粘り勝ち。相手の地力ある高安が攻めきれなかったのは足腰がよく防御力のあるあかし。
ただし、まだ凌いで勝っている段階。
腰を割って割り出しぎみに攻められる豪放な素質があるのだからとにかくがむしゃらに前へ突進すべき。まあ本人はわかっている。きみには幻の大技「割り出し」を期待している。
伸びしろは十分で今場所もそうとう期待できそう。
もう一人、小結妙義龍もひそかに期待している。
彼は頭の形がよく大銀杏が左右に張ってもっとも似合う。そして背筋の張り、背中の広さがすばらしく全身のバランスがいい。攻めるときの前傾姿勢が美しい。
彼が意識しているという「身体の軸」とはこの姿勢をつくることを指すのだろう。
さて勝ち越すことができるか。妙義龍にとって正念場の場所になるだろう。そうそう時間があるわけではないから。

横綱・鶴竜は情けない。
初日から不戦勝を配給していてどうする。プロとしての自覚をもってほしい。
“荒れる春場所”とよく言われるが別に荒れているのではないだろう。
幕内力士はみな強いのだ。みな一発を持っているから幕内に来ているのだ。
だから妙に特定の力士をひいきするような報道はやめてほしい。
報道のモラルの問題である。
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女の子にはプロレスをさせるな

2015-02-27 16:53:01 | 格闘技
世IV虎選手     安川惡斗選手

男子のプロレスは興奮して見ることができるが女子のそれは嫌だなあとずっと思っていた。やたら感情的になって嬌声を発し髪を摑んで振り回すようなとき女の嫌らしさが見えて楽しみから遠ざかってしまう。
どうして女は見世物においてさえ余裕がないのだろう、と常々思っていたら、ひどい事件が起きてしまった。

東スポWebが 2月23日(月)10時29分に配信したところによると、
22日に行われた女子プロレス「スターダム」の東京・後楽園ホール大会で、女子プロ史上まれに見る大惨事が起きた。
メーンで行われたワールド・オブ・スターダム選手権試合で王者の世IV虎(よしこ、21)が試合中に壮絶なケンカマッチを仕掛け、挑戦者の安川惡斗(28)の顔面を“崩壊”させる大ケガを負わせたのだ。スターダムは厳しい処分を下す方針で、世IV虎はこのままマット界から追放される可能性も出てきた。世IV虎は安川の上に馬乗り状態になって顔面にパンチを雨あられと打ちこんだようだ。その結果、安川の眼底、頬ほか何か所も骨折して顔のていをなさないほどになってしまった。むろん、救急車で病院へ搬送された。予後がどうなるか危ぶまれているという。

男子プロレスでも死ぬんじゃないかというようなシーンをたびたび見るがどこかに「これは見世物なんだ」という安心感がある。
この余裕がないとプロレスは楽しめない。
男子プロレスのリング上で死亡事故が2009年6月13日に起きたのは事実。
広島県立総合体育館グリーンアリーナのリング。『プロレスリング・ノア』の社長兼トップレスラーだった三沢光晴が、試合中、相手レスラー・斎藤彰俊の放ったバックドロップを受けて意識不明の重体に陥り、そのまま死亡してしまったのだ。
しかしこれは故意でなく事故であった。
斎藤選手はその後復帰するのにそうとう時間がかかった。心理的ダメージが大きかった。

世IV虎選手も冷静になってからやったことの大きさに打ちひしがれているようだ。
謝罪会見もし、相手の安川選手を病院に見舞って謝罪したという。彼女も心理的ケアが必要なようだ。リングからの永久追放という声もあるが、ぼくはそれでも彼女のためにいいように思う。

ぼくは基本的に女子はプロレスに不向きのように思う。
女子は男子より感情的になりやすい。日常、相手が嫌いな場合、リング上でも当然嫌いでよけい感情が爆発しやすい傾向にある。
男子もときに感情的になって器物を使った反則攻撃をして血みどろにするが壺は心得ている。あと復活できないような傷は負わせないようにして血を流させる術を知っている。プロなのだ。

20歳ほどの若い女の子にプロレスは危ない競技である。
やるならレスリング(アマレス)か柔道にして欲しい。プロレスは熱くなっていると見せながら内面のひどく冷めた精神が必要なのだ。その二面性をコントロールするのは成熟したプロフェショナルでないとなかなかできないことなのだ。
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