
ラグビーワールドカップ決勝戦ニュージーランドVSオーストラリアに酔った。実況アナウンサーが「まばたきができません」というのは誇張ではなかった。
ブレイクダウンでは後続が0.5秒参戦するのが遅れると相手にボールが奪われるというタイトのものでスリルスリルが連続した。
攻撃力に優るニュージーランドがじわじわとゲインラインを突破し、70%ボールを支配し続け相手陣地で闘ったところに実力の差が出た。
両軍の全選手が高い技量と体力と精神力を誇りこれぞ決勝戦という華があったが、一人挙げれば、走りで群をぬいたニュージーランドの11番、マア・ノヌーにはほれぼれした。
獰猛な獣という感じがいい。
ヘアスタイルが獰猛な印象にぴったりでライオンのたてがみよろしくたなびくと人間の世を離れた異界への疾走である。
日本にも山田や藤田などスピードランナーがいるがノヌーの走りは獣である。
一度話して人間であることを確かめたいような雰囲気がすごい。
日本のトップリーグへ来てくれないかな。
ワールドカップ4強のニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンから獰猛な猛者が日本へ来てほしい。
日本人のようにハンサムではない動物に近い選手の到来を期待している。

左:サニー・ビル・ウィリアムズ 右:マア・ノヌー