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天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

何事か桜の下の消防車

2025-04-13 05:03:23 | 身辺雑記

 

きのう、どこかで味噌汁の野菜を買おうかと思い歩きはじめた。お鷹の道に地場野菜が出ている、とそちらへ歩いて行くと、武蔵国分寺跡がえらく賑やか。消防車があり屋台が出ている。さて、何の集まりか。

中学生か高校生ほどの若者たちがそれぞれ楽器を運んでいる。

太鼓積みリヤカー来たる桜かな

 

焼鳥の煙わだかまる花の下

 

 

もうもうと煙を吐いているのは焼鳥屋。人に何の集会か聞くと「アンビー祭」とのこと。国分寺市西元町を本拠とする社会福祉法人AnnBeeが主宰する。カラー印刷の豪華なパンフレットにステージで行われる催しが以下のように書いてある。

  10:30 国分寺市立第四小学校吹奏楽部

  11:10 国分寺少年団鼓笛隊

  11:50 日本芸術高等学園ダンス・和太鼓・フラダンス

  13:20 キッズダンスサークル

  13:55 BUNJOVI

  14:30 AnnBeeダンス部

  15:00 国分寺連阿波踊り

国分寺少年団鼓笛隊が演奏をしばらく眺める。ステージはむかし寺の金堂だか講堂があった跡地、そこをコンクリとレンガで50㎝ほどプールほどの面積を高くしてある。結が好んで走る場所をステージに使う発想はすばらしい。

 

 

まるく座しまあまあ平和花の雲

絵に描いたような日本の平和の光景がみられる。まるくまるくを日本人は好み、角が立つを嫌う。角が立ってもいいんだけどね。

 

いそいそと徒銭つかふ桜かな

ここでお金を使うことも日本の経済活性化に役立っているのだろう。小生は見ているだけ。申し訳ない。

 

散る花の狼藉猪口に焼きそばに

ここは国分寺市の観光地。桜の名所で夜、照明で桜を照らす装置がある。枝が人の顔のあたりをよぎる。花を重たく感じる。

 

 

桜の木鬱鬱とあり咲き満ちて

花放下いつさい風にゆだねたる

花は咲き終わりが好きである。木についている花と散りゆく花。地に散らかる花。桜の豊穣さを全身に感じる。

 

食もふ口歌ふも口や花の雲

花の下紅塗りし唇ぱふぱふと

人の口を見ているとおもしろい。老いも若きも女も男もみな口があって、実によく動く。

 

落花普(あまね)し白髪に禿頭に

老いると頭は白くなるか艶々になるかである。湘子の「老いらくの美醜是非なしバナナ食ふ」を思う。

 

誰ぞ聞く蜂に注意のアナウンス

どこかで蜂が発生したようだ。ほどんどの人が無関心。たしかAnnBeeは蜂から付けた名称である。おかしい。

 

吹き込みし落花もろとも蕎麦啜る

はなびらを厭う人はほとんどいない。酒に浮かべて飲むのが風流と思う人が多い。

国分寺市由来の場所で桜の季節に祭をする。よい企画だと思った。飲めよ、歌えよ、恋せよ、老若男女!

祭をあとにして野菜を買いに歩く。

 

 

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ああ自治会の班長

2025-04-07 13:37:12 | 身辺雑記

 黒鐘公園

 

「武蔵台3丁目北部自治会」の3班にうちは入っているらしく、今年度その班長になってしまった。

3月中旬集会場へ集まって役員の引継ぎが行われた。班長の役目は回覧板を回すことと、自治会費の徴収である。まだ回覧板で回すものはなく、会費の徴収にとりかかった。受け持ち地域にアパートが5軒ある。これが厄介だと前任者がいうように厄介。そのオーナーが別のところに住んでいるのが3軒。ここに連絡がつきにくい。

1件出した郵便が戻ってきてしまった。小生が住所を書き間違えたのだ。仕方なく電話すると、威勢のよい老婆が出て、「もうとっくに払いましたよ。確認してから催促するものです」と叱られた。言い分はもっとも。さらに老婆は、会費は徴収するが領収書をもらったことがないし、自治会が何をしているか知らせてもらったことはない、と息巻く。

自治会が何をしているか、それは小生も知らない。報告します、と答えたがこれは至難である。

だいたい自治会とは何をする団体でどこが、誰がつくったのか。回覧板は市からお知らせを回すのだから設立したのは府中市なのか。

それにしてもいまどき回覧板を回すなどえらく時代遅れではないか。回ってきて面倒と感じたそれを、今度は回す身分か………ああ。

前任者から多量の物を引き継いだ。紙袋いっぱいで持つと底が抜けそう。ざっと見るとどうでもいいことがたくさん書かれている。さも何かが行われたように見えるが、その実はほとんどない。多量の書類はほぼ無意味にて小生が廃棄してノート一冊を引き継ごうとした………ところが、引き継がれた品物一覧表があるではないか。うーーん、これがあると廃棄しにくい。そのまま引き継ぐしかないか。

会社勤めをしているころだったらこんな意味のないことはできない。今だってそうしたくないが、まあ暇だから地域の付き合いをしている。

役員をやっている同士は顔を見知って交流することになる。そこまでして地域で人と知り合う意味もそうないのだが、100年前の村落共同体の名残りが東京の端のここにある。

小生の幼少のころ近所の何軒かでひとつの農機具、たとえば脱穀機を共有していた。そのころはその使い方をめぐって連帯が必要であった。

また、入会地といって村全体の所有する山林などがあった。それは山林の生む物、薪や茸や山菜などの分配をめげる細かいルールが必要であった。

けれど土が何も生まないコンクリの東京にあって自治会というのは、30㎝にもなった蕗の薹みたいに感じる。

威勢のよい老婆に、自治会が何をやっているか伝えるのは月へ行くほどむつかしいことである。

 

 

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地場野菜が美味い

2025-04-05 05:29:42 | 身辺雑記

掘っ立て小屋の売り場。畑の一角、道路のわきに立つ。たまに主人がクルマで野菜を搬入する姿を見るが、ひとことも発しない。その武骨さが饒舌の世の中で心地よい。アメリカ流の「農夫」を絵にしたような感じでハリウッド映画が欲しがりそうなキャラクター。また彼の姿を見たいなあ。名前は知らない。

 

朝食用の味噌汁、一週間分を、鍋いっぱい作ろうと思い冷蔵庫を見た。

ニンジン、大根、ゴボウはあるが青い葉物が皆無。それを買いに出た。国分寺市は市を挙げて「地産地消」を推進し、市内で生産する農作物を「こくベジ」と呼んで謳歌する。採れてすぐ持って来るせいかこくベジ野菜は美味い。値段も納得できる。

 

いろいろなところに露店があるが、きのうは黒鐘公園付近の店へ行った。それぞれの店の名称があいまいで、妻はそこを「くろがね」と呼ぶ。黒鐘公園と国分尼寺跡の近く。

そこで先日、のらぼう(野良坊菜)と菜の花を買った。緑が濃く惚れ惚れとした。

のらぼうは故郷で見たことがなかった。それは、東京都西多摩地区、埼玉県飯能市、比企郡小川町付近、などで多く栽培されるアブラナ科の野菜とか。菜の花も故郷では食べなかった。

 

   

               

きのうは菜の花がなくて代わりに小松菜を買った。小松菜が100円、のらぼうが90円である。のらぼうは「見切品」で安いのだそうだ。

小松菜を味噌汁に使い、のらぼうは茹でて昼飯用の総菜にする。

 

 

野菜売り場近くの黒鐘公園。隠れた桜の名所。山を一周すると約1700歩。

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漢方薬局を開こうか

2025-04-02 05:06:41 | 身辺雑記

 

先日、ツムラの薬が大量にゴミとして出されたことを当ブログに書いた。捨てようとしたらブログを見たある人が「それは待ちなさい」という。

そう、こんな価値のある物をポイと捨てられない。思いとどまった。すると、また薬がゴミとして出されるではないか。アパートに住む人の中にえらく体調の悪い人がいるようだ。しかしその人がなぜ大切な薬を廃棄するのか。飲んだが効かない、にしては多量である。小生のかかっている診療所の医師は薬を28日分しか出さないがここで廃棄された量はそれぞれ3カ月分はある。

 

写真、上段。一昨日出た漢方薬。本場、中国産だが字が読めないので息子の嫁(マカオ産)に聞くと左が腎臓虚弱用で、右が下痢止めみたいだ。

下段左から、越婢加朮湯、六味丸、桂枝加朮附湯。いずれもツムラである。その効能は、越婢加朮湯:炎症や熱感をおさえる作用をもつ。腫れのある関節痛や、むくみが出ているアレルギー疾患に使う。

六味丸:尿が出にくい、頻尿、むくみ、かゆみなどの各種症状を改善する。また、アトピー性皮膚炎の緩和やアンチエイジングにも効果あり。

桂枝加朮附湯:感冒の初期に用いられる漢方薬で、身体を温め、臓腑の機能を高める。

 

桂枝加朮附湯は冬、風邪をひきやすい自分が使ってもいいかと思うが飲む分量がわからない。ツムラの場合、テキトーでもそう害はない。

もし、このブログをご覧の方で欲しい人は申し出て欲しい。進呈いたします。薬局をやる知識がないので薬局はできない。清掃人がやっとである。

 

 

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多摩川競艇場で飯を食う

2025-03-30 04:25:40 | 身辺雑記

 

きのうは雨。さて結と何をしようか。10時から12時まで時間を費やすのが子守りのの懸案である。

結は雨が嫌いでない。水溜まりが好き。母は結に合羽を着せて待っていた。国分寺駅まで歩く。歩行は30分かかる、30分なら雨中でもよい。5歳になって分別が出来たのが水溜まりをそろそろ歩く。つまらないがありがたい。

濁った姿見の池で鯉と鴨を見、わきを通る特急あずさを見て進む。坂を上り信号を越え繁華街へ来ると団子の「輪島」がある。きなこ団子2本買い(200円)、雨の来ないバーミヤンの階段に座して食う。さて、乗り物に乗って時間を使うか。

国分寺駅で中央線に乗って西国分寺へ戻る。電車の暖房がありがたい。武蔵野線に乗り替えて府中本町へ。多摩川競艇場をめざす。府中本町駅から無料バスが出ている。これに乗って10分、競艇場に着くと11:20になっていた。

 

 

ボートレースをやっていた。食堂が開いていた。二人でメニューを見たらあたたかいものを腹に入れたくなり「うどん食うか」と聞くと「うん、うん」と結。結が卵うどん(680円)、爺がカツ丼(980円)を食う。雨の食堂は閑散としていていい。

表へ出るとボートレーサーたちが試走している。以前結はボートを見向きもしなかったが今は見るようになった。

ひととおり見て「楽しかった」という。これは「帰りたい」の意味。バスを待つ間の楽しみは鳩である。そばのコンビニの廂が鳩の集結場。数匹の鳩は常にいて地に舞い降りる。それを結が追いかける。鳩追いは2歳ころからの結の趣味。5歳になって以前ほどの迫力はないものの、やはり鳩を追い回すのが好き。爺にも追えという。

競艇場は競馬場と異なり遊具はないが毎日バスがあること、鳩がいることなどのメリットがある。捨てがたい子守りの場である。

帰宅すると9000歩になっていた。

 

 

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