北小ニュース

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【6年生】算数 「8はどこから」 

2023年07月10日 13時46分33秒 | 6年生の教室

7月10日 【6年生】算数「割合の表し方を調べよう」

 夏休みも近づいてきました。各教室では、みんな1学期最後の追い込みをかけて頑張っています。6年生の教室では比の学習に取り組んでいました。今日はこれまでに学習してきた比を利用して、問題に向き合っています。

 問題を提示します。『ミルクティー1200mLを作ろうと思います。牛乳と紅茶を3:5の割合で混ぜるとき、牛乳は何mL必要ですか。』

 今日までの学習で、子どもたちは、比の一方の量を1とみたり、等しい比をつくったりすればもう一方の比の量を求められることを学習しています。

 

  問題に取り組んでいる子の中には、途中でえんぴつが止まっている子がいます。決してあきらめていたり、さぼっているわけではありません。何度も同じ数字を書いては、消しています。(3:5と1200をどう使えばいいんだろう…)という心の声が聞こえてきそうなほど真剣に悩んでいます。

 中には立式して答えを出し、「あれ、この量はおかしいぞ…」と考え直している子もちらほら。自分で、なんとか答えを導きだそうとしている素晴らしい姿です。

 6年生にもなってくると、友だち同士で話し合って課題解決する姿も増えてきます。

 

「1200mLは全体でしょ?」

「うん」

「比で表すと全体は?」

「どういうこと?わかんない」

「ほら、3:5のミルクティー全部がmLで言うと1200mLだから(図を使いながらせつめいしています。)」

「あ(全体は)8だ!」

 

 といった具合に、相手が考えるのを補助しながら話し合うことがうまい子たちです。全体を8と見る視点が揃ってきたところで、3:8=▢:1200 や 1200×8分の3 といった、比の値をつかったり、等しい比を使って、答えを導きだすことができました。

 

 黒板にはいくつかのパターンで問題を解いた様子が記録されていきましたが、子どもたちがそれぞれに、形式的に式に当てはめて考えるのではなく、「どうすれば牛乳の量を求めることができるか。」をじっくり考えた結果が表れたものになっていました。


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