5月になって、今年も誕生日が来てしまった。
ウウウ‥‥と唸りたくなるが‥‥ (*_*;
そんなことしてもどうしようもないね。(*^▽^*)
前向きと言うのは、言葉は簡単だけれど、結構難しい。
園田大学の公開講座が始まった。
去年1年、文学の10回の講義を受けて今年度は2年目だ。
この月曜日に行って来た。
「子供の頃に読んだ本を大人読みしましょう」という講座である。
第1回目はディケンズの『オリバー・ツイスト』。
古い分解しかけの文庫本2巻を西宮市の図書館から借りてきて、2週間かかって読み上げた。
ビクトリア時代のイギリスの社会、それも貧しい人たちや貧民街の人たちやドロボーたちの生態までが実に生々しく見事に描かれていた。
もう、目を見張る思いだった。
イギリスの産業革命や囲い込みにより、地方にいた人たちがロンドンに集まり、成功した人はブルジョアジーになったそうだが、大部分の人たちは貧民街であえぎながら暮らしていたんだなあと思った。
本を読むと自分の到底体験できない世界のことを時空の壁を越えて体験させてくれる。
今の現実の私の暮らしている世界とまるで違う場所のにおいまで嗅ぐことができて、思わず、唸ってしまった。
午後からの講義は実は眠くて、私は緩やかに船をこいでいたのだが、それでも夢うつつでちゃんと聴けているのが不思議だ。
今回は21人の応募があったそうで、先生は少し驚いておられたが、人数が多いと教室は結構活気が出る。
団塊の世代がどんどん行き場所を求めてやって来たのかもと思った。
私もその1人だなあと思う。
木莉
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます