ぽんぽこ山ふくろう亭

日々の出来事+時々猫

崩壊現場は手付かず状態

2019-12-10 | 白い花

ハキダメギク(掃溜菊)である。
熱帯アメリカ原産のキク科の一年草。
花期は特になく、ほぼ1年中、見られる。
冬の寒い時期でも、日がよく当たる場所では当り前のように咲いているこれ。
熱帯アメリカ原産って、本当なんだろうか。
見つかった場所が、ゴミが集められる掃溜めだったため、こんな可哀想な名がついた。
花は小さいけれど、よく見れば可愛らしい。
花の方に着目してくれれば、こんな名前はつかなかっただろうに。
一ヶ月程度で結実可能なため、繁殖力は旺盛。
確かに気づけば、畑を占拠している。


朝からどんより曇り空。
日中は晴れ間も見られたものの、お天気雨も降ったりと雲が多い一日であった。
気温は昨日より上がったようで、上着を羽織って外をうろついていると汗をかくくらいだったわ。

10時前に家を出て、ダムまで行ってきた。
途中、妙な所で渋滞してるなあと思ったら、ダンプのせいだった。
狭い交差点を直進ではなく曲がるダンプのせいで滞っていたみたい。
いつもは大した交通量じゃないのに、常磐道の四車線化工事に加え、水害ゴミ搬出のダンプも。
信号の変わりが早いから、なかなか進めないみたいで大変そうだったよ。

さて、前回、進むのを諦めた土砂崩れ現場。
まだ土砂は残っていたものの、道を通せんぼしていた倒木はなくなっていた。
 10月31日

 ↓

とはいえ、折れた枝などはそのまま泥に埋もれている状況。
崖下を覗いてみたら、不法投棄の粗大ゴミが点々と。

どさくさに紛れて捨てに来るのはやめてほしいものだ。

軽自動車ならどうにか行けそうだったので、邪魔な埋れ木を取っ払って、先に進む。
ここ、管理道路だから、工事が始まってるんじゃないかと期待してたんだけど、その気配はない。
金網ネットで道路への落下が食い止められた大岩もあちこちで(黄色矢印)。

ネットから外れた場所だと、こうやって道路に大岩が転がっている。

随所で道が土砂で埋もれたりしていたけど、先に入り込んだ車がいたようだ(調査会社かな?)。
当時と比べれば水気も抜けて、フワフワな状態ではなくなっている。
ためらいながら進むとスタックしそうだったので、思い切りよく走らせた。
タイヤを取られることもあったけれど、どうにか進めて、キャンプ場のある場所まで到達できた。

その先の、いちばんひどい土砂崩れ現場。
 10月31日

 ↓

草が枯れて土砂が露わになり、ポールが1個だけ置かれていた。
10月は水気をたっぷり含んでいたので、上ろうとすると足がめり込む柔らかさ。
これも水気が抜けて締まり、上っても大丈夫な状態に。
土砂崩れ対策に埋められていたらしい鉄の板が、めしゃめしゃになっていた。

前回はここから三和地区に抜ける林道が通行止めだったので引き返した。
どうなったかなあ?と行ってみたら、通行止めの看板がまだ設置されていた。
でも、車一台抜けられる程度にずらされていたので、これは行けということだなと進む。

確かに路肩が崩壊した区間が幾つかあったけれど、軽自動車なら問題なく行ける程度。
いつも、崩壊する場所は崩れたのかどうかも分からない状況で、そのまま抜けることができた。

一旦、国道に抜けて、コンビニで昼食を仕込む。
その後、集落の先の崩壊現場に行ってみた。
前はギリギリまで車で行けたのに、大分手前で通行止めの看板だけでなく、紐で道が通せんぼ状態に。
さすがに、この紐をぶった切って進むのはまずい。
車をそこに止めて、歩いて現場まで行ってきた。

ここは生活道路にもなっているから、もう復旧作業が始まっているのではと考えていた。
でも、行ってみたら状況は全く変わりなし。

反対側から見ると、こんな光景。

埋められていた側溝はバラバラだし、升も然り。
生活道路とはいっても、国道を使えばいいわけだから、後回しにされてるのだろうなあ。
この先の山を越えた集落に行くのには近道なので、郵便屋さんや宅配便の方もよく利用してるんだけど。

ただ、放置されているわけではなく、地面にこんなメモ書きがあちこちにあったので...。

被害状況は全ていわき市でチェックをしてはいるみたい。
年内は無理でも、年度内には着工するかなあ。

ここの近くの遠野町に抜ける林道も、入り口にポールがあって前回は行くのをやめた。
今回はやはり車一台分、開いていたので、すり抜けて行ってみた。
崖崩れの跡が随所で見られたので、10月の段階ではUターンすることになったと思われる。

どんどこ進んでいったら、峠を越えた先で路肩で大規模崩壊が起きていた。
崩れた土砂は、U字に折れ曲がった下の道路に達していた。
でも、ここも車一台分だけ土砂が撤去されていたので、戻ることなく進むことができたが。

今回は、軽自動車だから進めたけど、普通車だと厳しい区間も多かったな。
DOAに参加するような方々だったら、私同様、楽しめるかもしれないけど。
それにしても、山道は車の往来がなくなると、簡単に苔生してしまう。
これがまた滑るので、四輪でもスリップして危ない。

出た先の県道は、前回も迷い込んだ所で、ここはトンネル工事で通行止め。
またここかー!とがっかりし、地図を確認して、別ルートで遠野町まで行けたが、早く開通してほしいものだ。

抜けるまでに通った山道は、復旧こそされてはいたけれど、崩れた跡があちこちにあった。
程度の差こそあれ、10月時の想像通り、山を縫う道の大半が被害を受けていたことが分かった。
ああ、生活道路でない、林業関係のための山道はどうなってるんだろうなあ。

明日は晴れて気温も上がるようだ。
でも、デイサービスのケアマネージャーが来ることになったので、山には行けないな。
すぐ近くの林道に、ウバユリの種を飛ばした後の殻?を取りには行けそうだけど。
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