月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

きのこむし

2013-06-26 22:45:04 | 動物
極小キノコムシ。新聞の活字より小さい。熱心にベニタケダマシのひだをかじっている。

さすがに極小過ぎて種類はまったくわからん。そもそもキノコムシって言っても、分類上そんなグループはない。一番大型で目立つのがオオキノコムシ科の仲間で、その他にもヒメキノコムシ科、タマキノコムシ科、ムクゲキノコムシ科なんかがあって、さらにデオキノコムシって呼ばれてる一群がある。

すでにこの時点でじゅうぶんにお手上げなのだが、なにも名前にキノコがつかなくたって菌食性の甲虫はたくさんいるわけでして。

ただ、キノコムシにまん丸なのってあんまりいないから、それでわかるかもな……調べないけど。


すみぞめやまいぐち

2013-06-20 20:43:03 | キノコ
この日観察したイグチは二種類。ウラグロニガイグチとスミゾメヤマイグチ。

スミゾメと言えば

おほけなくうき世の民におほふかな
わがたつ杣(そま)に墨染の袖

を思い浮かべる。誰も分かんないだろうけど百人一首の中のひとつで、慈円の歌。

なんでこんなマイナーなの思い出すかっていったら、とある本で「百人一首を思い出してカルタを作ろうということになって、みんなで一生懸命思い出して九十九首まで出てきたが、最後にこの歌だけが思い出せなかった」というような旨の話を読んで、逆にそれが印象的で覚えてしまったからである。

百人一首でもっとも存在感の薄い歌。よいではないか。

たまごてんぐたけもどき

2013-06-18 19:56:11 | キノコ
三重県界隈ではテングタケ類でもトップクラスの出現率を誇るタマゴテングタケモドキ。常連中の常連。

このキノコのすぐ向こうに電柵が仕掛けてあって、その奥の公園敷地は進入禁止になっていた。どうやらイノシシ対策らしいんだけど、人間も一緒に締め出されちゃったよ(-_-;)

市街地に近い公園だし、イノシシはいざとなりゃ突貫してくる危険のある獣。対応が難しいですな。

ぬめりがさの仲間

2013-06-16 23:11:44 | キノコ
今日はみえ・菌輪の会の今シーズン初の観察会。とはいえご存じの通り近畿・東海地方はカラ梅雨続行中でございまして。たまーに見つけるのをセコセコ集めるだけでございました。

それでもテングタケ・ベニタケ・イグチの「夏の菌根菌御三家」はとりあえず押さえたし(1,2種類ずつとかだけど)思ったよりはあった。

写真はコケの中に生えてた小型菌。ヌメリガサの仲間だと思うけど、わからん。

マイマイガ幼虫(毛虫注意)

2013-06-12 21:26:12 | 動物
毛虫嫌いの人ごめんなさい。自分わりと好きなんです、毛虫。

マイマイガ、今年は大発生の模様。かなりの悪食で、いろんなものを食う。ドクガに近い仲間だけど、毒はない。

かなりデカイから、虫嫌いにとっては極悪だな。

写真をメルヘンチックな雰囲気にしてみたけど、やっぱダメ?(笑)

うつぎ

2013-06-09 18:45:47 | 植物
む、今週こそ雨が降るっぽいぞ……でも週間天気予報は「ときどき雨」ばかりで今ひとつ頼りない。

シイタケ工場ではツバメの巣からヒナが巣立つのが見られた。不安そうに周囲を飛び回る両親と、巣の外で、これまた不安げにたたずんでいるヒナが、なにやらほほえましかった。

おしゃれカンゾウタケ料理

2013-06-06 20:39:41 | キノコ料理
先日のカンゾウタケのリベンジ撮影。

前回は夕方にダメ元で見に行って、やっぱり厳しかったので、今度は朝に行った。

ウン、難しい。いい被写体があったにもかかわらず、けっきょく微妙写真を大量生産。また来年だ!(って毎年言ってる)

それはそうと、今年も好物のカンゾウタケの収穫に成功したので、さっそく味わおうと思ったのだが、料理がソテーの一本槍というのはさすがに飽きてきた。もうちょっとカンゾウタケの個性を引き立てるような、超デリシャスな料理法はないものだろうか。
うーん、カンゾウタケと言えば酸味。特に若いものはイチゴにも近い爽やかな酸味を持っている。ふむ、イチゴ……ひらめいた!



カンゾウタケのシロップ煮、ちっとオシャレ風に言うならば

カンゾウタケのコンポート!

料理法は簡単、砂糖水でスライスしたカンゾウタケを煮るだけ。本来ならレモンやワインを使いたいところだけど、ここはカンゾウタケの風味を味わうため、あえて砂糖オンリーで挑んだ。あまり煮すぎると、カンゾウタケはどんどん縮んでしまうので、ほどほどのところで火を止める。おお、期待通りカンゾウタケ由来の色ととろみが出て、なんかいい感じになったぞ。

トーストにバターを塗って、冷やしたカンゾウタケをのせる。ウン、ぜんぜんオシャレじゃない(笑)

まあ見栄えのことは言うまい。肝心なのは味よ。

もぐもぐ・・・

味……うん……おいしい……バターが。

結論。食えないことはないが、わざわざ作って食うほどのもんじゃない。

しいて言うなら、少しコリコリした食感が残ってておもしろいかな。雰囲気はいいんだけど、カンゾウタケ臭さがあって、嫌いな人は嫌いだろうなあ。なにより、カンゾウタケの旨みが生かされないのはファンとしても残念。

食いきれないほど採れて困ったときに保存食用として、あるいはネタとして作るのがよろしいかと。


とりあえずねー。カンゾウタケをちょっと厚めに切って、照り焼き風にしてチーズ載せるのが美味いと思うんだボクは。卵も合いそうな気がする……カンゾウタケ撮影とともに、カンゾウタケ料理も精進の日々が続くのであった。





あみすぎたけ

2013-06-04 18:55:10 | キノコ
キノコがない時でもコンスタントに観察できるアミスギタケ。

サルノコシカケ系に近いキノコなんで、乾いてもしぶとく残る。

もーそい絞れれば良かったんだけどねー、60mmのマクロレンズでf4.5、1/40秒、ISO1000。手持ち撮影の限界だわ。