月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

しろおにたけ

2021-08-28 00:03:18 | キノコ
盛夏のキノコの代表格といえばシロオニ一族。

真っ白な(褐色を帯びるものもある)イボイボの傘がトレードマークの中型から大型になるテングタケ類だ。テングタケ類はかなりまとまりのあるグループだと思うけど、その中では一味違うというか、独特の雰囲気を醸し出している。こいつら基本的にクサいし(笑)

この写真のものは超大型種として知られるシロオニタケにしちゃ極端に小型だったので、もしかしたら違う種類なのかもしれない。

シロオニタケ、タマシロオニタケ、ササクレシロオニタケ、ハイイロオニタケ、コシロオニタケ、ホボシロオニタケ(勝手に命名)、コトヒラシロテングタケ、シロオニタケモドキ、スオウシロオニタケ、その他多数。こいつらをきっちり見分けるには、かなりの場数を踏まないとならない。

右下に落っこちているのは柄にくっついてたツバ。すぐ落っことすのはパフォーマンスか何かのつもりなんだろーか?


しばふかればたけ

2021-08-26 09:10:30 | キノコ
もうすぐお盆!高校野球開幕!というありえない時期に始まった長雨に、災害は出るわ野菜は腐るわ植え付けできんわで、農業界隈になかなかの爪跡を残してくれたが、長らく鳴りをひそめていた野生キノコはここに来て捲土重来とばかり発生を始めた。

すぐに暑さが戻るので、つかの間の賑わいだが、心は和む。

芝生に姿を見せたのはシバフカレバタケ(仮称)

芝生があればどこにでも生えるド普通種だけど、いまだにちゃんとした名前が付いていない。先日、新種キノコ発見という記事を見たけど、論文書いて新種記載さえできれば、みんなが知らずに踏んづけて歩いてるこのキノコだって新種になるんだよねー。それがハードル高すぎて、だからいつまで経っても不明種の仮名称なんだよねー。

でもそんな事情とはなんの関係もなく、芝生に生える小型キノコはカワユイ。


柄は透明感が高くヒダは粗め。ヌメリガサの仲間かな、と思ったらモリノカレバタケ属に入るらしい。しかしこの辺の分類は変わりすぎて頭の中が混乱しまくるな。

干した魚のような匂いがある。