月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

『灯火茸(ともしびたけ)』

2018-04-05 20:44:59 | キノコ創作
えのきダイエットスープ、ポルチーニアイス、国産冷凍フクロタケ……!さまざまなキノコ商品を扱う神奈川のきのこ問屋・バイオコスモは、キノコの魅力を全国に伝えようと、日夜キノコ情報を発信している。
キノコの売れない夏にはコンペティション形式のキノコ関連商品展示即売イベント『KINO-1グランプリ』を開催するなど、その熱意はハンパじゃない。

そんなバイオコスモから今回、きのこの歌がリリース!しかも社内自作プロモーションビデオ付き!

その名も『灯火茸(ともしびたけ)』。

もちろん光るキノコ「シイノトモシビタケ」が題材。食べれるキノコとぜんぜん関係ないのがスバラシイ!(笑)

きのこの歌 『灯火茸』

作詞・作曲・唄はきのこ熱血営業マン・露木啓さん。弾き語りのギターがしみる。キミの心にトモシビタケ。


バイオコスモの運営するホームページ『きのこのじかん』はキノコ関係の記事やオンラインショップが大充実。よかったらのぞいてね!

ちなみにこちらが歌の紹介記事。




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きのこサイト紹介『きのこびと』

2017-04-12 13:34:56 | キノコ創作
はい、おひさしぶり!
生きてるよ!死んでないからねっ!

更新が滞ってる代わりと言っちゃなんだけど、今日は新しいきのこサイトの紹介!

それはこちらだ!

きのこポータルサイト『きのこびと


いままでネット上では幾多の「きのこサイト」および「きのこブログ」が生み出されてきた。開設から15年を超えるような老舗サイト、美しい写真に目を奪われるビジュアル系のサイト、プロですら一目置くような専門的なサイト、それぞれがそれぞれのカラーを持ち、文武両道・才色兼備・八面六臂(??)に混在するその様はまさしく万華鏡のようだ。

だが私の菌友さんが開設したこのサイト!これはまたひと味違う!

なんとこのサイトは、個性豊かな人たちが書くキノコにまつわる記事をコンテンツとして集めてみよう!という野望的な試みを目指しているのだっ!ワンダホー!

はっはっは、なんか自分で書いててだんだんよく分からなくなってきたが、とりあえず見てチョーだい。

きのこにまつわるナゼナゼを考えたり探ったり妄想したりする『きのこ放浪記』。
きのこガールのきのこスケッチからキノコ紹介をする『杏美菌譜』。
水彩画家の手による美しいキノコ画『本日もきのこ日和』。
などなど。

不肖、拙ブログも『キノコ本紹介』の過去記事を提供しておりますです。おお、どうせならタイトル『キノコ本100冊斬り!』とかにしとこうかな。(100冊にぜんぜん足りんけど)

きのこイベントの案内も有り。今後、キノコ検索機能も充実させるとのこと。

まあそんなこんなで、キノコ閑散期を乗り切るためにも、忙しいキノコシーズンを楽しむためにも……きのこポータルサイト『きのこびと』をよろしゅー。










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超魔球オニフスベ

2016-10-12 19:53:59 | キノコ創作
超魔球オニフスベ  作:鳥居コデルマ

甲子園まであと一歩 最終回の大ピンチ
汗をぬぐって 捕手のサインに首を 振る振る
「ここは絶対おさえる!」 振りかぶって投げたのは
まさかまさかの超魔球 オニフスベ


熱戦の末のPK ここではずせば敗退
ボールを置くのを チームメイトが 見守る
「何があっても決めるぜ!」 渾身で蹴りこんだのは
まさかまさかの超魔球 オニフスベ


侍たちに囲まれた きらめく無数の白刃
汗まみれの忍びは 不敵な笑いを 浮かべる
「殿に密書を届けねば!」 懐から取り出したのは
まさかまさかの超けむり玉 オニフスベ


彼女とふたりで川べり  ムードはいま最高潮
震える胸と 震える声で 最後の告白
「僕と結婚してくれ!」  後ろ手から差し出したのは
まさかまさかの超5万カラット オニフスベ
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『つちぐりのうた』

2016-04-23 21:59:31 | キノコ創作
『つちぐりのうた』 作詞・作曲・歌 まみメイ

きのこ好きの知り合いから知らせが。友達のミュージシャンがツチグリを題材にして歌をつくったそうな。

素敵な弾き語り!かわいいイラスト漫画も!ぜひご覧ください。

こ~ろころ ころり~♪^^
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オニフスベの歌

2015-10-03 19:47:09 | キノコ創作
オニフスベの歌  作:鳥居コデルマ
オニフス~ベ(Giant !)   オニフス~ベ(Puff ball!)
オニフス~ベ(Giant !)   オニフス~ベ(Puff ball!)
バレーボールじゃないのさ
ヘルメットじゃないのさ
恐竜タマゴじゃないのさ
頭蓋骨でもないのさ

野原に直径30センチ 新聞にも載る白いヤツ
そう それがジャイアントパフボール  オニフス~ベ


オニフス~ベ(Giant !)    オニフス~ベ(Puff ball!)
オニフス~ベ(Giant !)    オニフス~ベ(Puff ball!)
叩いて遊んじゃダメです
乗って遊んじゃダメです
蹴って遊んじゃダメです
バットで打ってもダメです

古くなったら大爆発 飛ばす胞子は兆単位
そう それがジャイアントパフボール  オニフス~ベ

オニフス~ベ(Giant !) オニフス~ベ(Puff ball!)
オニフス~ベ(Giant !) オニフス~ベ(Puff ball!)

図鑑に食えると書いてあるのに 食べてみたなら とってもマズい
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一夜だけのワルツ

2015-07-28 19:01:48 | キノコ創作
『一夜だけのワルツ』  作:鳥居コデルマ

初夏のそよ風に 草葉はざわめく
ゆらめく木陰が きらめきに混じる

日の長い夏は 夜が短いのよ
でもその夜のため 私は生きてきた

たそがれを待って わたし着飾るの 今宵きり
いずれ枯れるものなら せめて綺麗でいさせて
一夜だけのドレスで


夜更けの舞踏会 解き放つ心
月のように満ちて 星の中を巡る

ねえあなた 一緒におどってくださらない?
軽やかなワルツが ふたりの中を響く

朝になればわたし 影に溶けちゃうの インクのように
できるならあなた その溶けた黒い私で 
恋文をしたためて

一夜きりの愛をこめて おねがい
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恋はアマニタ

2014-09-25 23:30:26 | キノコ創作
『恋はアマニタ』 作:鳥居コデルマ
すずやかな君の姿は
湖にたたずむ 鳥のよう
壊さないよう そっと触れる
揺れる瞳を 見つめながら

Ah 今夜は君とアマニタ
夕闇が 暗く染まって
Ah 素敵な恋はアマニタ
今 タマゴがかえる

秋はダメだと言ったね
寂しさが つのるばかりで
僕が隣にいれば ほら
熱くならないか 夏のように

Ah 今夜は君とアマニタ
月夜に靴を鳴らし
Ah 素敵な恋はアマニタ
ツボに火が灯る

知ってるさ 君の唇には
怖ろしい 毒があること  
本望さ 命を落としても
君の心も 道連れだから

Ah 今夜は君とアマニタ
雨上がり 傘の下
Ah 素敵な恋はアマニタ
愛はフリルの陰に


(アマニタ……Amanita テングタケ類の総称)
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『モレルさん』 その3

2014-05-14 19:18:27 | キノコ創作
「あら、可愛らしい花。これはね、クサノオウって言うの。毒があるのよ。大丈夫、食べなければいいだけ。昔は水虫の薬に使ってたそうなのよ?」

黄色い花をいくつも付けた、ひざの丈くらいの草の前に座って、楽しそうに講義をしてくれる。ムジさんは、生き物にくわしかった。道すがら、花を見つけては座りこみ、チョウを見つけては追いかける。普段はみんな「ただの雑草」「ただの虫」で片付けて済んでしまっていたものを、あらためてそれぞれ見ていくと、じつはみんな個性的で、それは愛すべきものであるように感じられた。彼女の語りはとても素っ気ないものだったけど、それでいて魅力的で、私は引きこまれた。いつのまにか私は、自分から花の名を尋ねるようになっていた。

「これはなんて言う花ですか?」

「まあ一面に生えてるわ、素敵。タネツケバナっていうの。ほら。花もだけど、葉っぱも可愛らしいと思わない?」

嬉しそうに答えるムジさんは、まるで子供のような目で野草を愛でる。きっと、子供のころからずっと変わらず、こんな感じだったのだろう。ムジさんの子供時代がありありと想像されて、つい笑みがこぼれる。


「あっ、これ、なんでしょう?」

私が草花の中からふいに見つけたそれは、明らかに他のものと雰囲気が違っていた。

それは不思議な形をしていた。小指くらいの太さでクリーム色の茎がひょろっと地面から伸び、その先っぽに親指の先くらいのキャップのようなものをかぶっている。キャップは浅い黄色でとても滑らか、日光を透かすようで美しい。ひょろ長くて頼りないそれは、キノコのように見えるが、芽生えたばかりの植物のようでもあった。

「あら、見つけた? あらあら!これよ!」

ムジさんはそう声をあげて私のすぐ前にかがみこむ。

「あらあらあら。これよ、探していたのは、これ。ありがとうね。」

ムジさんは、そのふっくらとした指で、愛おしそうにそれをなでながら続けた。

「これはね、“かなめぞつね”というの。これを探すために私たちは毎年ここへ出かけてくるのよ。この季節にしか出てこないの。」

かなめぞ……? 耳慣れない響きにちょっと戸惑う。

「それ……食べるんですか?」

訊ねた私に首を横に振ると、ムジさんは言った。

「食べるんじゃないの。でも、そう、似てるかもね、食べるのと。これを見つけることで、私たちは生かされてるから。」

生かされている……?どういうことだろう。

「わかりづらいかしらね。本当は、これそのものにはあまり意味がないの。見つけたものが大事なんじゃない、見つけることが大事なの。わかるかしら?」

何を言っているのかわからず、ぼんやり立ちつくしている私。ムジさんはそれでもやはり、にこにこしているのだった。

春のもったりとした柔らかい風があたりを包む。そのままどのくらいそうしていただろうか……私は何を考えているのかも忘れ、ただただその女性の笑顔に見入っているだけの自分に気づいたころ、彼女はゆっくりと立ち上がり、お辞儀をした。

「さあ、そろそろかしらね。本当にありがとう、助かったわ。これは、ひとりでは見つけられないの。」

……お別れ?

あまりの唐突さにちょっと言葉が見つからないでいると、ムジさんは続けた。

「お散歩、楽しかった。またいつか会いましょうね。……そうそう、これをお返ししなきゃ。」

ムジさんは、そう言うと、何かを私に手渡した。それは、不思議なものだった。影も形もない、見えない何か。でも確かに、なめらかでひんやりとした手触りと、重みを感じた。

「なんですか、これ?」

それはね、“とき”よ……




……「では、今年新しく迎えた新入社員のみなさんに、あらためて自己紹介をしてもらいます!」

Kさんの仕切りで自己紹介が始まる。さも嬉しそうな表情だ。

「新入社員のSです!」

自分で「新入社員」だと言ってしまうあたりが聞いててむずがゆい。私は手洗いに行くふりをして、席を外した。

湖のほとりの遊歩道。ここで見る桜は格別なのだろうが、その花も散ってしまって今は見られない。

ふと桜の木の根元を見やると、不思議なキノコが生えているのを見つけた。それは淡い黄色で、隕石みたいにいびつな丸っこい傘。傘といってもそれはボコボコと不定型の穴がくぼんでいて、でも、とても精巧に作られたボール紙製の工芸品のようにも見える……そんな奇妙な形だった。

私が初めて見るはずのそのキノコは、でも、どこか懐かしく、慕わしいような、不思議な感じがした。

春のもったりとした柔らかい風が、桜の枝を揺らす。

そしてキノコがふふふと笑った。


(完)

モレルさん その1
モレルさん その2

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『モレルさん』 その2

2014-05-13 19:46:38 | キノコ創作
その日は花見だった。

いや、正確には「花見のつもり」だった。新入社員の歓迎会をしようということで、先週の日曜に開かれるはずだったものが、幹事で仕切り屋のKさんが前日に風邪でダウンしてしまったものだから、一週間延期して今日になってしまったという。だから、桜もあらかた散ってしまっていて、花見じゃなくて「花見のつもり」なのだった。

ただ、そんなこととは関係なしに春の日差しはうららかで、気持ちが良い。花がなくても酒があればそれでいいじゃないかと、そう思うのも無粋ではない、口には出さないけど。

「では、今年新しく迎えた新入社員のみなさんに、あらためて自己紹介をしてもらいます!」

Kさんの仕切りで自己紹介が始まる。場を取り仕切れるのが嬉しくてたまらない、そんな表情だ。

「新入社員のSです!」

切り込み隊長役の威勢のよさそうな男子社員から紹介が始まった。「新入社員」と自分で言ってしまうあたりが、初々しすぎて、聞いててちょっぴり恥ずかしい。私は手洗いに行くふりをして、こっそりと席を外した。


ここはダム湖のほとりに桜を植えたダム公園である。湖畔の桜が水面に映りこむ眺めはやはり、街で見る桜並木とは趣が違っていて、ここへ撮影に来るカメラマンも相当な数にのぼるそうだが、桜が散った今はその姿もない。それでも、散った花びらに彩られた地面のそこかしこに、タンポポやスミレの花がそこかしこに見え、これはこれで大した花見じゃないか、などとひとりごつ。

お酒がはいってたこともあって、私は宴のことも忘れ、ずんずんと湖のほとりの遊歩道を進んでいった。

「モレルさん?」

私は突然にそうつぶやいてから、無意識にその名を口にした自分に驚いた。モレルさんだって?どこに?

そう思ってきょろきょろとあたりを見回すと、今通り過ぎようとした桜の下、古ぼけてもう使われていない簡易焼却炉のすぐとなりに、淡い黄色の花柄の服を着た、にこにことほほ笑む上品そうな中年の女性が立っている。さっきは誰もいなかったはずなのに・・・と、いぶかって、私はついまじまじと顔を見てしまった。

「あら、今モレルさんとおっしゃった?」

思いもよらず、見知らぬ女性は気さくに話しかけてきた。モレルさんじゃ、ない。でも彼女は、周りから少しだけ浮き上がっているような、モレルさんに似た空気をまとっている感じがした。

「あ、え、あの」さすがに唐突だったので、しどもどして言葉にならない。

「ふふ、いいのよ。人違い、でしょ?」

女性は少しいたずらっぽく笑いながらそう答えると、話を続けた。

「モレルさんをご存知なのね。似ているってよく言われるのよ。親戚なの。」

そう言いながら私の方に歩んで来る。

「“むじ”と呼んでくださる?みんなそう呼ぶわ。」

ムジさんは、戸惑う私に構うことなく自己紹介をした。ムジさん。柄物の服を着てるのにムジさん。私は、そんなくだらない思いつきをして、ちょっと吹き出してしまった。自己紹介を返すのも忘れて人の名前を笑うなど、失礼も甚だしいのだが、ムジさんは一向に気にしない様子で、ひとりにこにこしている。本当のことを言えば、ふっくらとした彼女の体形や風貌は、すらりと細いモレルさんとはちっとも似ていないのだけれど、それでもなんとなく納得してしまう何かがあった。

「あの、よろしければ、いっしょに散歩でもしませんか?」

私は、モレルさんで慣れていたせいもあってか、彼女に急に親近感を覚えて散歩に誘った。

「ええ、いいですとも。」

こうして、ふたりは湖のほとりを連れだって歩きはじめるのだった。


(続く)


『モレルさん』その1

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『モレルさん』

2014-05-12 20:39:08 | キノコ創作
モレルさんに、今日、二年ぶりに出会った。

それは、桜の植えこんであるゲートボール場のすみっこだった。天気がいいからと、なんとなく当てもなしに出かけ、たまたま通りかかった小学校の向かい側で、ふとフェンスの向こう側を見ると、彼がいたのだ。モレルさんは、いつものように、紙風船をくしゃくしゃにしたような変な形の黒い帽子をかぶり、ただニコニコとしてたたずんでいた。
私のほうも、実はモレルさんについて、多くを知っているわけではない。わかっているのは、春、桜の花が咲く季節にあらわれるということと、ちょっと意外な場所で出くわすことが多い、ということだけだ。だから、こうしてたまに出会っても、特に話すこともない。ふつうの顔見知りなら、家族のこととか、仕事のこととかを聞けばいいのだけど、モレルさんに対しては、なんとなくそんな必要がない気がして、だから今日も、私はモレルさんと同じようにニコニコとたたずんでいた。

実は一度だけ、こう尋ねたことがある。「モレルさんて、外国の方なんですか?」

彼は、ニコニコしたまま小首をかしげると、こう答えた。

「ん、どうだろ。僕は昔からここにいるけど、でも、もしかしたら、そうかも。」

名前もそうだけど、モレルさんはすこし、日本人離れしたところがあった。瞳は、私のものと同じ色だけど、彼のそれはもっと丸くてクルクルしていた。髪もこころもち赤みがかった程度だけど、その長髪はふさふさとやわらかくて、風がふけば麦畑の緑のように、ざわり、ざわり、とそよぐのだ。

そんなモレルさんに対していると、なんとなしに心地よくて、だから、何も言わず、時間だけが過ぎていくのだった。

そんなに心地よいのであれば、ふたりで連れだって、散歩をしたらどうだろうか……ふとそんな考えが頭をよぎった。私はすこしうつむいて考え、でもすぐに顔を上げて、彼に話しかける決心をした。

「あの、よろしければ、この辺りをいっしょに……」

そうやって口に出す途中で、私はことばを飲みこんだ。モレルさんの姿は、もう消えていたのだった。

なにか急用でもあったのだろうか。それとも、私のよこしまな心を察したから?そう考えながら、それでも挨拶もなしに消えてしまったモレルさんのことを嫌うどころか、いぶかしむことすらできなかった。

たぶん、モレルさんはそよ風の精か何かなのだろう。そよ風が吹いては止むように、彼も現れては消える。そういう存在なのだ。

ただ漫然と、そんなことを考えて、私はまた歩き出した。これからも、彼とふたりで散歩することはないだろう。それでも、またどこかでかならず、彼と出会う。それだけでいい。それ以上、何もない。私の心は、今、まんまるだ。

春の日射しは、あくまでやわらかく、風にゆれる桜の枝はおだやかだった。


(続く)
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新春

2014-01-04 01:02:25 | キノコ創作
          本年もよろしくお願いします。    鳥居
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胞子、風に乗って

2013-12-30 20:05:10 | キノコ創作
『胞子、風に乗って』  作:鳥居コデルマ
胞子は飛ぶよ どこまでも
ふわふわと 風に乗り
森を抜け 山を越え はるかかなた
まだ見ぬ豊かな 故郷を求めて

胞子はいくよ どこにでも
ふわふわと 流れるまま
町はずれ 石の陰 海のむこう
手をたずさえる 相菌(ひと)を求めて

胞子はあるよ 僕の中にも
ふわふわと 時の中を
まだ見ぬ地 まだ見ぬ人 遠い未来
今は見えないほど 小さくても
熱い心 果てぬ夢 ぎゅっと詰まって
はじけていつか 皆とつながる

僕の想いもいっしょに乗せて
届け あの子のもとへ



……今年ももう終わり。一年が過ぎるスピードに、また少し加速がかかったように感じて、もはや風に流される胞子も同然、いったいどこに漂流するのか見当もつかないというアリサマですが。そんでも、新しい土地に出向いて初めてのキノコと出会ったり、あやしいキノコを食べたり、キノコ仲間と遊んだり、ワクワクがたくさん落ちていたこの一年は、自分にとって実り多き一年でありました。

まだ今年の残務処理が終わらないうちから、来年はどんなワクワクが落ちているだろう、などと期待に夢ふくらます……まあそれもいいじゃないですか、一年に一度の年の明けなんだもの!

今年お世話になった皆様、当ブログを訪れてくださった皆々様、ありがとうございました。良いお年を!

そして愛しきキノコどもよ!元気でいてくれよ、来年もまた会おーぜ!

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ヒダとヒダのあいだに

2013-12-26 20:55:52 | キノコ創作
『ヒダとヒダのあいだに』  作:鳥居コデルマ
顕微鏡をのぞいたら 素性のわからぬ物体
合わせた視界から目を外すことができなくて
キノコのヒダにいるそいつの正体を僕はたずねた
シスチジアとだけ言って すぐに去った理科教師

ここにあるよ 謎はまだ
ここにあるよ いつまでも

ヒダとヒダとの間には ズラリのっぺりシスチジア
突っ立つ理由がわかるなら 僕は博士(ドク)にでもなる


ひだがくっつき合わないために存在するらしい
そうだとしたら人のワキ毛のようなモノなのか
後で調べてわかったヒダじゃない場所にもあるって
中途半端な答えで 真実から逃げないで

ここにあるよ 謎はまだ
ここにあるよ ごまかさないで

ヒダとヒダとの間には ズラリのっぺりシスチジア
突っ立つ理由がわかるなら 僕は博士にでもなる

ヒダとヒダとの間には ズラリのっぺりシスチジア
突っ立つ理由がわかるなら 僕は博士にでもなる


注:本作は中島みゆき『空と君のあいだに』の替え歌です。


※シスチジアとは、キノコのいろいろな部位に無数に見られる細胞の一種で、種類の同定に重要とされている。もっぱら顕微鏡で観察するが、キノコによってはルーペで観察できるほど大きいものもある。ヒダ上では、胞子を作る「担子器」よりひと回り大きく、突き出て見えるので目立つ。
その役割については諸説あるが、確定的なものはない。

ていうか、ほとんど誰にもわからないような歌作ってどうする気なんだ自分(笑)
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ある愛のキノコ

2013-12-23 01:10:54 | キノコ創作
『ある愛のキノコ』  作:鳥居コデルマ
悲しみの雨にぬれ 君ひとり
ふるえて彷徨う日も もう終わるはず
おいで 僕の傘の下へ
それが僕にできるすべてだから

つらさに耐え続けた今のきみに
もう必要はない 不安も孤独も
渡して 僕のひだに隠すよ
それが僕にできるすべてだから

全てを癒すには足りない
全てを埋めるには少なすぎる
でも 力になりたいんだ
さあ 食べて僕を

悲しみの雨にぬれ 君ひとり
ふるえて彷徨う日も もう終わるはず
君が望んだ その時に 

それが僕にできるすべてだから
僕のすべてだから






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マイタケ☆ドリーム

2013-12-15 22:43:57 | キノコ創作
『マイタケ☆ドリーム』  作:鳥居コデルマ

僕の夢はでっかいマイタケを採ることさ
見たことない大株 ミズナラの足元に
見つけたら舞茸ダンスを踊るのさ
マックスのテンションで 大地のリズムで

Yeah!マイタケだ ありがとう神様
Yeah!マイタケだ これは僕のもの
最高の瞬間(とき)がそこに
ヘイカモン マイタケ☆ドリーム


マイタケを見つけた 重量15キロ
ボリっと引きはがし 両手にずっしり
かかえたら舞茸スクワットするのさ
マックスのテンションで 大地のリズムで

Yeah!マイタケだ ありがとう神様
Yeah!マイタケだ これは僕のもの
最高の瞬間がそこに
ヘイカモン マイタケ☆ドリーム


マイタケをかかえて帰る 車まで
トランクが小さくて 入りきらない
そう今日は 舞茸が僕の彼女さ
マックスのエスコートで どうぞ助手席へ 

Yeah!マイタケだ ありがとう神様
Yeah!マイタケだ これは僕のもの
最高の瞬間がそこに
ヘイカモン マイタケ☆ドリーム
ヘイカモン マイタケ☆ドリーム

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