![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/43/511f7ec1faab4742b561d7323353683f.jpg)
『ほなまた』 こしだミカ著
濃ゆい絵がらのキノコ絵本。
妙に人間味のある動物たちが、地面からにょきにょき生えるキノコを見つけて目を輝かせる。
食べ物として天然キノコを扱いつつ、生き物としての側面にも触れているという純度の高いキノコ本。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/d0/6505f18672ce5f2f4984114b9354b39c.jpg)
動物のメンツはイノシシ・サル・モモンガ・ハエ。獣だけかと思ったら、なぜかハエっていうのが(笑)
でもこのハエの描かれ方がとてもよい。表情まで伝わるようだ。
他の獣たちも挙動や表情が豊かで、なにやらオジサンくさい。イメージ的にイノシシはバブル期のモーレツオヤジ、サルは蘊蓄オジサン?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/12/3fddceb7971a6cdef7fb5e75f3cac13a.jpg)
キノコ(菌根菌)が胞子から発芽して木の根っこに向かって菌糸を伸ばすの図。
学術的だな。こういうのはなかなか珍しく、理系男子としては嬉しいところ。
枯れ木の樹皮をモザイク風に一枚ずつ色を描き分けていたり、背景のあちらこちらで小動物が躍動していたりと、地味な里山にも豊かさがあることを伝えてくれる。
また、そういう細かい部分ももちろんだが、目力の強い獣や人物の造形にもついつい目を奪われる。現代風のカワイイとかには程遠いが、気に入る子供も多いだろう。少なくとも私は好きだ。
文章はそれほど多くなく、3歳くらいから読めそうだが、小学生低学年くらいでも楽しめるハズ。
濃ゆい絵がらのキノコ絵本。
妙に人間味のある動物たちが、地面からにょきにょき生えるキノコを見つけて目を輝かせる。
食べ物として天然キノコを扱いつつ、生き物としての側面にも触れているという純度の高いキノコ本。
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動物のメンツはイノシシ・サル・モモンガ・ハエ。獣だけかと思ったら、なぜかハエっていうのが(笑)
でもこのハエの描かれ方がとてもよい。表情まで伝わるようだ。
他の獣たちも挙動や表情が豊かで、なにやらオジサンくさい。イメージ的にイノシシはバブル期のモーレツオヤジ、サルは蘊蓄オジサン?
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キノコ(菌根菌)が胞子から発芽して木の根っこに向かって菌糸を伸ばすの図。
学術的だな。こういうのはなかなか珍しく、理系男子としては嬉しいところ。
枯れ木の樹皮をモザイク風に一枚ずつ色を描き分けていたり、背景のあちらこちらで小動物が躍動していたりと、地味な里山にも豊かさがあることを伝えてくれる。
また、そういう細かい部分ももちろんだが、目力の強い獣や人物の造形にもついつい目を奪われる。現代風のカワイイとかには程遠いが、気に入る子供も多いだろう。少なくとも私は好きだ。
文章はそれほど多くなく、3歳くらいから読めそうだが、小学生低学年くらいでも楽しめるハズ。
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