真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

自民圧勝だったけど

2013年07月23日 | Weblog
日曜日に選挙があり、自民党が圧勝だったけど、これからの日本をどのよう引っ張っていくのかを有権者はしっかりと観て行く必要がある。久々に入れたい人も政党も無かったので、棄権しようかなと思ったけど、それではダメだと思って、学生時代に投票していた方法で1票を入れた。

確かにアベノミクスと3本の矢とやらで経済は上向いている様に見えるけど、それは円安の恩恵を受けているグローバル大企業の話しだ。川下の中小、零細企業にまではその恩恵はまだ回っていないというのが実感だ。

阿倍さんは声高に訴えていた「雇用が○十万人増えたんです」、あれっ?確かに雇用は増えたけど、それは正規雇用ではなくて非正規雇用でしょう? と。

非正規雇用はなんと2000万人を突破し、働く人の38.2%にもなっているのだ。これって、5人のうち2人も非正規雇用で働いているってことだし、それに伴って収入も減っている。

収入が増えていると実感しているサラリーマンはまだいないし、ほくほく顔なのは企業経営者のみ。それも大企業だ。こう観ると政府の政策は大企業に有利なような政策を掲げている様にしか見えない。

非正規雇用の割合で55歳以上が55.8%にもなっていて、半数以上が非正規雇用だ。次いで、35歳未満が35.3%となっている。若年層の雇用が不安定だと少子化も改善されないし、年金破綻もそう遠くはないと思うんだけど。

戦後の日本が良しとしてきた仕組みが、もはや機能していないことの現れのような気もするのだが、これに加えて、秋からは限定正社員とやらも、政府は推進しようとしている。

限定正社員に是非についても、まだしっかりと議論もされていないまま、ずるずると導入されれば、またまた非正規社員と簡単な首切りが出来る様になるとも考えられる。

雇用の安定が経済を安定させ、さらに社会も安定すると思うけど、政府と大企業の思惑ばかりで動く社会に夢は無い。




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